著者として邪魔な"心のカベ"の取り払いかた
2013/11/19
こんにちは、樺木宏です。
さて,
本を10冊以上出している人と、1冊も出せない人。
この両者には、どのような違いがあるのでしょうか?
実力?努力?それとも才能?
実は、どれも違います。
その違いは「柔軟性」です。
1冊も出していない人は、多くの場合勘違いをしています。
「いまある知識だけで、本を書かなければいけない」
という勘違いしているのです。
だから多くの人が「もう少し実績が出来てから」とか、
「出版はまだ自分には早い」という考えになってしまっている。
これが著者にとっての邪魔な"カベ"なのです。
何冊も出し続けている人は、そのあたりの思考が全く違います。
「今自分のコンテンツが弱いなら、後でインプットして足せば良い」
と、割り切って考えています。
出版社からオファーをもらったら、自分の専門領域に近く、かつ書きたいテーマであれば、
今書けるかどうかはあまり考えず、取り合えず受けている。
そして受けた後、類書を何冊も買い込む。
特に海外の確かな良書の翻訳本などを読み込み、自分なりの解釈と事例でアレンジして、
自分のコンテンツとしてアウトプットしているのです。
結果として、執筆のチャンスを逃しませんし、新しいインプットをするので成長もする。
そうすると、守備範囲がもっと広くなる。
好循環ですね。
こういう人の著作を時系列で眺めてみると、そのスキルがどんどん広がっていくのが
見て取れて面白いですよ。
"カベ"をつくると、自分の成長を自分で阻害しているようなもの。
ぜひ打ち壊して、柔軟に前に進んでいきたいですね。