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本を出し続けている著者とサッカーの、意外な共通点とは?

2014/06/18

こんにちは、樺木宏です。

この記事を書いている今は、ワールドカップ開催中です。


さて、私が行う出版企画のアドバイスは、実はサッカーの「パス」に近いです。

共にゴールを目指しつつ、全力で前方を走る「著者」に後方から「企画案=ボール」を渡す。

その本質は驚くほど似ています。


ただ、ぜひ著者さんに注意してもらいたい点が1つ。

それは、

「必ずしもパスはラクに受け取れない」

という事。

著者というとなにやらカッコいいから、スマートに本を出そう、という考え方は失敗の元。

もっと泥臭くアグレッシブに行く方が、はるかに結果がでるのです。

サッカーで例えてみましょう。

ゴールを狙う絶好の位置には、相手ディフェンダーが待ちかまえているでしょう。

だから多少苦しい体勢でも、ボールを受けやすい場所を探さなければいけません。

これは、商業出版で言えば、ライバル著者がすでにそこにいる、という事です。

だから企画も、今書きたい内容そのままではなく、他の著者が書いていない切り口を工夫する必要があるのですね。


またサッカーであれば、その場に留まってパスを受けるのは難しい。

敵が防御を固めてしまう前に、隙間をついて全力で走り込まなければ、良いシュートは打てません。

商業出版でも全く同じで、良さそうなテーマでは、すでに似たような本が何冊もでてしまいます。

だから流行の最前線に全力で走り込み、他の本の隙間をついて真っ先に企画を提案する必要があるのですね。


これらの実情を考えると、安定した心地良い状態でシュート、という事はまず出来ない、

という事はお分かり頂けると思います。

ライバルの動向にアンテナを立てつつ、体勢を崩しつつも企画を打ち出す。

ボールが遠く感じても、届かなそうでも、テーマを全力で追いかける。

これが、結果を出し続けている著者たちの、実際の精神状態なのですね。


いかがでしょうか?

スマートに装うのは、本を出したあとで十分。

ぜひ泥臭くアグレッシブに、結果を出し続けて下さいね。

 

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