本をだすことの本当の意義とは?
2016/10/06
こんにちは、樺木宏です。
さて、本を出す意義というのはいろいろと語られています。
知名度が上がる、権威が得られる、印税が支払われる・・・
確かにその通りですし、とても大切なことです。
でもそれ以上に大切で、あまり語られていないことがあります。
それは、
「自分の仕事について腹がくくれる」
という効果です。
なぜわざわざそう言うかといえば、本を出すレベルの人でも、意外と自分の仕事に疑問を持っているから。
外側からはそう見えなくても、「このやり方でよいのだろうか」「もっと優れたライバルがいるのでは」
といった不安や迷いを、多くのビジネスパーソンは持っているものです。
それが、本を出す事で変わります。
自分の名前で本として世の中にでるということは、世の中に自分の旗をかざして大きく振るということ。
そこでは賛同や応援だけでなく、批判を受ける可能性もあります。
その不安を押して著者として行動することで、おのずと覚悟が定まってくるのです。
心構えだけでなく、内容にも自信が増します。
それまで磨き上げてきた仕事内容が、出版業界というフィルターを通して、
他のライバル著者達と比較されます。
そこでどうやって差別化するか、より訴求する表現は何か、といったことまで工夫していきます。
その結果、さらに自分の仕事に自信が持てるようになるのですね。
こうなってくると、ビジネス全体にも好影響が出てきます。
強気の交渉や値付け、そして露出の仕方や日々の立ち居振る舞いまでが変わってくる。
当然結果もよりよいものになりやすいでしょう。
著者になるビジネスに好影響がある、というイメージがあるのは、こうした事も含まれているのだと感じます。
本を出すことで、自分の仕事について腹がくくれるようになる。
著者になろうと考えている人の、モチベーションアップになれば幸いです。