チャンスをつかむ為に、ノウハウよりも大切なこととは?
2013/05/25
こんにちは、樺木宏です。
仕事柄、多くの著者を見ていますが、必ずしも実力通りの結果にならない事があります。
例えば、著者としての力量はあり、チャンスも来ているのに、あと一歩でそれを逃がす人。
逆に、条件は十分とは言えないものの、一気にチャンスをモノに出来る人。
この違いは、何から生まれるのでしょうか?
私は、これは自己評価、つまりセルフイメージの高さだと考えています。
商業出版のスキルやノウハウも、この「自己評価」の大切さには及びません。
なぜならいざという時に、追い風にもなれば、逆風にもなるのが自己評価の力だからです。
例えば、この力がプラスに働く場合。
なぜか周りが皆応援モードに入ってしまう、という人がいます。
そういう人は、迷いがないのが共通点だと感じます。
自己評価が高いと、アドバイスを取り入れる事に迷いがありません。
だからみるみる企画や原稿が良くなって行きます。
目標に向かって一直線なので、出版企画に多少足りない所があっても、編集者や私を含め、
皆がチームのように一丸となってフォローし、意外にあっさりと結果が出てしまいます。
逆に、この力がマイナスに働く場合。
もう目の前に結果がぶら下がっているのに、本人が取るのを拒むかのような不利益な
言動をしてしまう人がいます。
なぜ、こうした事が起こるのかと言えば、その重要な要素の1つは、間違いなく「自己評価」なのです。
自分に対する信頼感の低さが、周囲に投射される結果、自分の考えに固執してしまったり、不利益な情報に惑わされてしまうのです。
その結果、企画が通らない、あるいは販促が十分に機能せず本が売れなかったり、という事が起こるのですね。
こうした力は目に見えないものですが、日常、非日常を問わず、その人の人生に大きく影響しています。
商業出版で著者デビューする、などという非日常の場面を仕事にしていると、そのあたりが
本当に良く見えて来ます。
「思いあたるふしがある」と思った方は、ぜひ自分の「自己評価」を、見直して見て下さいね。
出版に限らず、高いパフォーマンスを発揮したい方は、ぜひ参考にしてみて下さいね。