ビジネス書ブームが去っても、商業出版で本を出す方法とは?
2017/10/06
こんにちは、樺木宏です。
ビジネス書ブーム、という言葉をご存知でしょうか?
一説には、2000年〜2010年までの期間を、そう呼ぶそうです。
出版点数も売上も多く、ビジネス書でいわゆる「有名著者」を多く輩出した時代ですね。
業界の中では、近年ビジネス書も右肩下がりなことから、
「ビジネス書バブルが弾けた」という言いかたをする人もいるそうです。
ただ私は、そうした空気は、あまり新人著者には関係無いと思っています。
というのも、影響を受けているのは「多作」なビジネス著者がメインだからです。
それまで年に10冊も20冊も出していた方で、似たような内容の本を多数出していたようなケースでは、
かなり大きな影響を受けていると思います。
でも用意周到に準備して「渾身の1冊」を出す新人著者は、それほど大きな影響は無いのです。
もちろん、ハードルは上がっています。
出版社では、以前よりも企画が通りにくくなっているのは事実。
でも考えてみれば、その先の「読者の悩み」は依然として変わらずあるわけですから、
「売れない本」の企画は通りにくくなっても、
「売れる本」への需要は逆に増しているのですね。
時代と共に常に移り変わるそのニーズを読み取れば、チャンスは相変わらずあります。
しっかり企画力の「基本」を踏まえている人は、その変化についていけます。
アリとキリギリスではありませんが、コツコツと「企画力」を磨いてきた人には、
逆にチャンスの時代なのです。
なんとなく流されるのではなく、しっかり「企画」という軸をもって、引き続き本を出していきましょう!