商業出版は"著者モード"をつくればうまくいく
2017/12/14
こんにちは、樺木宏です。
何事も具体的方法の前に、心構えが大きく成功を左右するものですね。
そういう意味では、商業出版も同じ。
「確信」をもって書くことがとても大切です。
ただそこは、商業出版ならではのハードルが。
自分の名前で世に本を出すというと、「怖い」という感情が生まれてきます。
特に今はSNSが盛んですから、悪い口コミやネガティブレビューなども、
必要以上に恐れてしまいがち。
そうなると、思いきった主張が失われて、
「角のとれた丸い本」が出来上がってしまいます。
それだと似たような本がたくさんあったり、
著者の熱い思いが薄れてしまい、読者の心に刺さらない本になりがち。
また、想定読者を忘れてしまいがちでもあります。
同業他社やライバルが必要以上に気になってしまい、
「カッコつけよう」と専門用語をひけらかしたり、
回りくどい表現をつかったり、などと読者不在の行為に走りがちです。
つまり企画が通りにくいし、通っても売れない本になりがちなのですね。
だから、確信がとても大切。
使えるノウハウは何でも使って、
「自分はこの本を書くのにふさわしい著者だ」
というセルフイメージを作り上げましょう。
著者モードのときは、ちょっと人格が違う、くらいで丁度良いのです。
身近かな所で言うと、「姿勢」も大切です。
良い姿勢でいると、心理的に自信をもって判断しやすくなる、ということが分かっています。
だから、意識して背筋を伸ばして本を書く。
それだけでも、本の内容がひと味ちがってくるのですね。
ちょっとしたことから、ぜひ「著者モード」を作り上げましょう。