"企画を考えるストレス"は友だちです
2018/07/12
こんにちは、保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。
出版企画を考えるというのは、ストレスが伴いますね。
特に「モヤモヤ」している時は辛いですから、一刻もはやく逃れたいもの。
なので多くの人がどうするかというと、
「最初に思いついた案に飛びつき、それにしがみつく」
ことになります。
ストレスから逃れたいのは本能なので、そうなるほうが自然なのです。
しかしこと商業出版で著者になろうとする場合は、
その本能はマイナスに働きます。
・もっとよいテーマ(読者の悩み)があるのに、それを選べない
・もっと独創的なノウハウ(著者の解決策)があるのに、平凡な内容で終わってしまう
という、デメリットに陥りがちなのです。
そうなると出来上がるのが、読者をほとんど意識していない企画や、
類書のほぼコピーといった「浅い企画」なのですね。
そうならない為にも、必要なのは、
「モヤモヤした状態」に留まり、ストレスに慣れてしまうこと。
迷うストレスは、敵ではなく味方です。
かのエジソンも、
「1%のひらめきがなければ、99%の努力はムダになる」
と言っています。
このことを私たちに当てはめれば、
「企画のコンセプト、切り口、想定読者などに"ひらめき"が無い状態では、
いくら出版企画書を書いても、そのほとんどの努力はムダになる」
ということなのですね。
そう考えますと、
「モヤモヤと迷うことは将来への投資」
だといえるでしょう。
投資なのですから、ピカッとひらめくまで、ここはじっくりと腰を据えて、
時間をかけて「迷い」に親しみたいものですね。
あなたの企画力がさらにより良いものになるための、ご参考になれば幸いです。