ときには頼る、も大切です
2021/06/17
こんにちは、保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。
自力で商業出版で本を出すための、ノウハウを毎週お伝えしています。
その私が言うのもなんなのですが、
ときには、「頼る」ことも大切です。
何を頼るかというと、
・自分の強みを見つけてもらう
・売れる本のアイデアを出してもらう
・世の中の本と比較してもらう
などなど。
というのも、
自分で自分の企画を考えることは、1番難しいからです。
たとえば、
あなたは客観的にみて「すごい」ことができるとしても、
自分自身では「当たり前」と思ってしまう傾向があります。
それはその凄さのいかんにかかわらず、そう感じるように人間の脳はできています。
だから、自分の「著者としての強み」には、自分ではなかなか気づけないのですね。
また、
自分で出版企画を考えようとすると、
「自分や、まわりのプロ」が基準になりがちです。
文字通り、そこが思考の基準になってしまっているので、
世の中の大多数を占める素人が盲点になってしまいます。
だから、「読者ニーズ」の大きい本を出すことが、遠のいてしまうのです。
あるいは、
自分の出したい内容が、世の中の本と比べてどうなのか?
についても、分かりにくいです。
というのも、自分自身はプロなので、高度で複雑な内容に魅力を感じるから。
シンプルで分かりやすく、読者に親切だから売れているなどは、魅力がわかりません。
だから、
「こんな本がなぜ売れるのか?」
と不思議に思ってスルーする、ということが起こってしまうのですね。
ここまでお伝えした3つのことは、
「著者の強み」「読者ニーズ」「類書との差別化」といって、
商業出版で売れる本をつくる上では、企画に欠かせない要素です。
これらが自分では気づきににくいのですから、
「頼る」ことも、大事な著者としての戦略なのですね。
ノウハウを学びつつも、詰まってしまったときのご参考になれば幸いです。