ちょっとした"言い方"で、印象がガラリと変わります
2021/09/10
こんにちは、保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。
いろいろなタイプの著者さんと、いろいろな本をつくってきました。
そうした経験上思うのは、
「内容はとてもいいが、表現で損をしてしまっている人」
が意外と多いということです。
よくよく話を聞いてみると、とても素晴らしい内容なのに、
最初のつかみが、いま1つ。
なので、多くの人は関心を持たずにスルーしてしまいがち。
聞き手のリアクションが今一つなので、
「この話は、それほど面白くないんだ・・・」
と、宝をみすみす埋もれさせてしまっている人が多いのです。
これはもったいないですね。
もちろん、それは商業出版で企画を考えるときにも、ネタとして出てきません。
なので私が詳しく話を引き出すまで、埋もれたまま・・・
ということになりがちでもあります。
自己実現の可能性が減ってしまうわけですから、
こうなるともったいないでは済まされませんよね。
こんなときは、どうするか?
大切なのは、内容を説明する前の、
「見出し」です。
ここでつかめるかどうかで、その後の相手の期待感や聞く姿勢が、
大きく変わってくるためです。
具体的には、
「読者の関心を引きつつ」
「ある程度内容が想像できる」
と、同じ内容でも、グッと魅力的になります。
いったん書き出した上で、
こうした細かいポイントをふまえて、再度チェックし、
自分で書き直して修正することができれば、もうしめたもの。
「内容はとてもいいが、表現で損をしてしまっている人」
から、
「内容もとてもいいが、表現でさらに得をしている人」
に変わっていることでしょう。
あなたの著者としてのポテンシャルをフルに引き出すための、
ご参考になれば幸いです。