はじめの一歩を踏み出せば、大丈夫
2022/03/03
こんにちは。
保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。
私が商業出版のプロデュースを始めて、約12年になります。
いろいろな職業、年齢の著者さんを支援してきましたので、
共通して一番ハードルになること、というのも分かりました。
それは、
「はじめの一歩」
です。
ここが、誰でも一番怖いのです。
たとえば、全く情報発信をしたことがなかった、専業主婦の著者さんの場合。
自分の意見をワードに打ち込むのが、「一番怖い」ことでした。
それまで自分の意見を、自分の名前でアウトプットしたことがないので、
「責任感」のようなものが押し寄せてきて、怖くなってしまったのですね。
その後「まずは1行」からワープロソフトに打ち込むところから始めました。
今ではベテラン著者としてご活躍している人でも、最初はこのようなことは珍しくないのです。
こうした感情は、成功したビジネスパーソンでもあまり変わりません。
たとえば、企業を何社も上場に導き、経営コンサルタントとしても成功している著者さんの場合。
すでに本も何冊も出されていましたが、
「商業出版はエベレストのように高い山だ」
と感じている、とお話されていました。
言い換えると、出版業界や読者を「自分を批判する側の人たち」と位置づけていたのですね。
そのため、企画はどうしてもハイレベルかつ専門性の高いものになりがちで、
売れる本をつくる上ではマイナス要素になりかねませんでした。
その後、もっとリラックスして読者層をカジュアルな方向にしたところ、
ベストセラーを含め何冊も商業出版に成功されています。
このように、
「はじめの一歩」
が、誰でも一番怖いのですね。
でも、大丈夫です。
この記事を読んで頂いているということは、
「すでに一歩を踏み出している」からです。
なぜなら、もうこの記事を読むという「商業出版のインプット」をしているからです。
呼吸で、息を吸って吐くのと同じ。
まずはインプットして、アウトプットする。
これは著者の基本動作ですから、すでにスタートを切っているのですね。
すでに吸っているのですから、あとは吐くだけ。
最初の1行をアウトプットできれば、大丈夫。
それを続けていけば、想像したよりも「ラクな景色」が見えてくることでしょう。
もし、この記事を読んでいる方の中に、
「商業出版なんて、ちょっと自分にはまだ無理」
と思っている人がいたら、ぜひ何度か読んで見てくださいね。
ご参考になれば幸いです。