本を出す自信がなくなったときは?
2022/03/10
こんにちは。
保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。
はじめて本を出そうとするときは、自信など無い人が多いですよね。
でも実は、ベテラン著者も同様なのを、ご存知でしょうか?
新人著者さんが2冊、3冊目を出す時期はかなり自信(過信?)がついてくるのですが、
その後5冊、10冊となると、逆に自信が無くなっていく人が多いのです。
それもそのはずで、
出版についていろいろ見えてくる時期になるからです。
たとえば、
もっと売れる本があることが分かってきて、ライバルの本が気になったり。
逆に自分の本で、もっとよりよくする余地があることが見えてきたり。
そうした内容とは別に、タイミングや時代性などの「運」的な要素も感じられたり。
それまで見えなかったものが見えてくるようになると、
急に足下がおぼつかなく感じ、自信が無くなっていく。
こうした心境の変化があるのですね。
ではこうしたとき、どうするか?
ということですが、
「焦って迎合しない」
ことが肝要です。
自信がなくなると人は、
つい今売れているテーマで書きたくなったり、
今流行っている表現手法を真似て、その波に乗っかろうとしがちです。
でもそれは、他の皆もやっていること。
むしろ後追いになりますから、
「その他大勢」として埋もれてしまうリスクが高まりますし、
「あなたならではの良さ」もスポイルされてしまいがちです。
そうしたときは、逆を行きましょう。
原点に戻るのです。
そのビジネスを始めたときの初心。
社会にどう役立つか、を志したときの気持ち。
こうした「志」は、
あなただけのオリジナリティであり、
商業出版で本を書く上でも、力強く後押ししてくれるパワーになります。
こんな良いものを持っているのですから、
迎合して薄めてしまうのはもったいないですね。
自信が無くなったときほど、原点にもどりましょう。
それが遠回りのようでいて、実は近道。
ご参考になれば幸いです。