編集者との出会い、よりも大切な事
2013/06/05
こんにちは、樺木宏です。
さて、あなたは、本を出す為には、
「編集者との出会い」と思っていませんか?
おそらく、多くの人が頷かれるのではないでしょうか。
私の回りでも本を出したい、という方は結構いますが、皆さん同じようなイメージを持っているようです。
でも実は、もっと大切だが、出版業界関係者者があまり語らないことが1つあります。
それは、「今までの環境」です。
もう少し具体的に言えば、
「今は本を出せる力量が無くても、成長して出せるようになってしまえる環境」
が大切なのです。
というのも、出版社がやることは「最後の一押し」だからです。
出版業界は「今、売れなければいけない」業界ですから、中長期の著者育成が苦手。
というか、編集者は売れっ子ほど忙しく、その時間もありません。
出版プロデューサー側も、多くの人が編集者出身ですから「じっくり成長につきあう」
という人は非常にすくないですね。
悪いいい方をすると、「すぐに本を出せそうな人を、刈り取る」という空気が主流なのがこの業界です。
私はこうした風潮はあまり好きではありません。
しかし、「これから成長できる場」にいれば、今は出せない人でも、続々著者が生まれます。
実際私が支援している例でいえば、
サラリーマンばかりで、起業していない人がほとんどの会員組織でも、毎年20冊以上
出版が決まっていたり、
最初は、「本を出すなんて考えててもみなかった」という人ばかりの10人くらい
も勉強会でも、数ヶ月で4冊決まったり、ということが起きています。
これらの共通点は、「代表の権威で派手に集めて刈り取る」のではなく、
「地味だが確実な成長」がある場所ということです。
そうした場に身を置かないと、たとえ1冊、2冊本が出せても、ネタが尽きて限界がきます。
5冊以上書いている人は、こうした「成長」ということの大切さが分かっているので、
そういうコミュニティに属しているものです。
だから、本を出そうと思ったら、編集者と知り合いになろうとか、
出版プロデューサーを選ぼうとか思う前に、まずは「成長できる場」を、
探すことが大切なのですね。
この業界もいろいろな人がいるので、こうした中長期での目の付け所が重要です。