ブランド力を高めたい人のための、本を出し続ける出版術、
考え方その2:ライバルも利用する
2016/08/04
こんにちは、樺木 宏です。
さて、シリーズでお伝えしている商業出版の企画ノウハウ、今回は第5回目です。
結論から言えば、ライバルを利用すると、本を出し続けることが容易になります。
その理由は3つあります。
それぞれ説明していきましょう。
1)売れていない切り口は避けて通ることができる
「これは良いアイデアだ!」と思っても、残念ながら出版社に受け入れられないことはよくあります。
せっかくのアイデアを企画にするために、投入した時間やエネルギーが無駄になるのは勿体ないですね。
それが続くと、本を出すこと自体を諦めてしまうことにも繋がります。
そこで、ライバルを利用しましょう。
ライバル達がすでに出している本を見れば、どういう切り口が売れて、どういう切り口が
売れないのか、が見えてきます。
時間の短縮とエネルギーの節約になり、精神衛生上も助けになります。
2)空いているところを探すことができる
そうやって数をみていくと、ライバル達が何を書いているかだけでなく、
「何を書いていないか」が見えてきます。
それが、あなたが書くべきテーマになることはよくあります。
売れている中にも、まだ書かれていないテーマは、差別化されている可能性が高いもの。
これが見つかるのも、大きなメリットです。
3)類書にツッコミをいれることで企画案ができる
ライバルの主張を読んで行くうちに、
「自分ならこう書く」という意見や反論がでてくるでしょう。
これが、そのまま新しい企画の主張になることが多いです。
それをメモし続けていれば、目次案をつくっているのと同じになります。
自然と企画が形になり、企画考案のスピードも何倍にもなります。
いかがでしょうか?
ライバルを利用すると、本を出し続けることが容易になります。
ぜひ行動に移して見て下さい。