よい本を書くための1番の近道は?
2025/05/01
こんにちは、
保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。
よい本、出したいですよね。
あなたの専門性が世の中に評価されますし、
ファンや見込み客も増えますし、
結果として権威やブランディングにつながります。
ただよい本と言ってもさまざまな要素があり、
なかなか一筋縄ではいかないのも事実です。
そこでおすすめしたいのが、
「よい本を出版するために、よい本をたくさん読みましょう」
ということ。
なぜなら、よい本を出すためのさまざまな要素に好影響があるから。
少しずつ、でも確実に、著者としての基礎体力をアップすることができるためです。
たとえば、自分が出したいと思うテーマの本を、書店で探してみましょう。
自分が出したいテーマでどのような本が出ているかをざっくりとでも知っていれば、
かぶることはないし、どうやって違いを打ち出すかもイメージしやすくなります。
それはつまり、あなたの本が類書と差別化されるということにつながります。
またそれらの本が、
「どのような読者の悩みに向けて書かれているか?」
を知ることで、何が読者の琴線に触れるのかも分かってきます。
著者は専門家で読者は素人ですから、欲求レベルが離れていることが多いので、
ここはすれ違うことが多い所ですから、貴重な知識が得られます。
構成もイメージしやすくなるでしょう。
読者の関心を引き、それを維持するにはどのような順番で伝えるのがよいか、
も見えてきます。
往々にして専門家が好むのは、もれなくスッキリと体系化されていることなのですが、
それは読者の関心とは異なり、逆に関心を引けずに敬遠されることも多いです。
学校の教科書が良い例で、そのような構成で本を書こうとすると、
なかなか企画が通りませんから、ここも大切な情報です。
表現も同様です。
どのような見出しの表現が多いのか、売れているのかは、
読者との距離感でもあり、それを肌感覚で知っておくには、やはり実際に読むのが近道になってきます。
それをとり入れれば企画の採用確度もアップすることでしょう。
このように、
よい本をたくさん読むことで、あなたの著者としての力量は確実にアップします。
逆にいえば、本を読んでいないと、せっかくの出版に向けた努力が報われず、
徒労感が募って出版を諦める...
ということにもなりやすいですから、避けたいところですね。
あなたが最短距離で著者デビューを実現するための、
ご参考になれば幸いです。