一流のプロなのに本をなかなか出せない人の、たった1つの勘違いとは?
2025/05/15
こんにちは、
保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。
書店で本を眺めていると、
「ずいぶん簡単だな」
「レベルが低いな」
と思うことがないでしょうか?
そして、
「こんなの誰でも書ける」
と感じることも、多いのではないでしょうか。
それもそのはずで、この記事を読んでいるあなたは、
本を出そうというレベルの人ですから、
高度なノウハウや豊富な経験を持っているその道のプロでしょう。
一方、書店に並んでいる本は、素人向けになっていますので、
先のように感じるのも当然ですね。
ただ、本を出そうとして「出版の企画を考える」段階になると、
話は違ってきます。
お金を払ってくれるのは読者ですから、彼らのレベル感やニーズに合わせる必要があるためです。
もしそこで、プロのレベル感でそのまま企画を立ててしまうと、
読者は難しすぎると感じ、敬遠してしまいます。
出版社はそれが事前に分かるので、その企画は通らず、本が出せない・・・
となってしまうのですね。
そうならない為には、「その道のプロ」と「著者」を、分けて考える必要があります。
「プロ」は高度な知識を駆使して結果を出す人。
「著者」は、高度な知識を、素人でも分かるように、かつ結果を出してもらえるように伝える人。
言い換えると、
スポーツでいえば、プロは選手で、著者は監督。
ビジネスならプロはプレーヤーで、著者はマネジャー。
このように分けて考えてみましょう。
そうやって視点を変えて書店にいくと、
「しまった、こんな良い伝え方があったのか・・・この本は凄いな」
「自分より分かりやすく伝えていて、悔しい」
などと、素人向けの本を見ても、以前とは180度逆の印象を受けることでしょう。
そうした気づきが、あなたの著者としての力量をさらにアップしてくれることうけあい。
あなたのプロとしての力量を著者として活かすための、ご参考になれば幸いです。