本を出す為の、2つのアプローチ方法とは?
2018/03/15
こんにちは、保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。
本を出したいときに、2つのアプローチ方法があることを知っていますか?
1つは、著者が書きたいことを書く、という方法。
もう1つは、読者が読みたいことを書く、という方法です。
なぜこの話をするかというと、これを知っていると、
まだ本を出していない人は、初めての出版がグッと現実的になり、
もうすでに本を出している人は、本を出し続けることができるからです。
例えば、出版社からオファーが来て、本を書いた場合。
よほどその人にファンが多いなどの「販売力」が無い場合、
本が売れなくなった時点で、次の本を出すことは出来なくなります。
それはなぜかといえば、その人の書きたいことが、
「たまたま読者が読みたいことと一致していた」
「だから書きたいこを書くだけでうまくいった」
ということだから。
それを編集者が目ざとく見つけ、出版をオファーしてきた、というのが、
ことの全容なのです。
今の時代、流行の移り変わりも早いですから、あっという間に陳腐化してしまうのは
避けられません。
そうなると、売れなくなりますから、オファーも来なくなるのです。
では、どうすればよいのか?
それは、
「読者の側に、本の内容を合わせていく」
ということになります。
それはある意味、自分の書きたいことをガマンする。
ということでもあります。
また、既存の知識だけでは不十分で、新たなインプットも必要になります。
そうでないと、「こじつけ」のような本なってしまうからです。
そして大事なことは、「書きたいこと書く」とは、
全く方法論が逆なこと。
そういう意味では、著者としての成功体験が、むしろ邪魔をするかも知れません。
だから、口で言うのは簡単ですが、実行するとなるとかなり難しい。
しかしだからこそ、著者という希少性のある存在になれるし、
本を出し続けて、ブランド力を高めることもできるのです。
いかがでしょうか?
本を出す為の2つのアプローチ。
ご参考になれば幸いです。