出版企画は2W1Hで考えよう
2016/02/03
こんにちは、樺木宏です。
さて、出版企画というと、「凄いことを書かなければ」という気持ちになりますね。
確かに企画を通すためには、出版社での編集会議や役員決裁を通らなければいけないので、
その気持ちはよく分かります。
ただ、複雑や難解であることは逆効果。
実は企画は出きるだけシンプルに考えた方が、企画の良さがストレートに伝わります。
そこでお勧めしたいのが、「企画は2W1Hで考える」という方法。
具体的には、
・誰に Whom
・何を What
・どのように How
です。
「たったこれだけ?」と思われるかも知れませんが、これで必要十分。
この形に集約できないとすれば、その企画は余計なものを盛り込みすぎで、
せっかくの良さが埋もれてしまって伝わらない可能性が高いです。
そしてシンプルなだけに、素早いチェックや、柔軟な修正も可能ですから、
企画を練り、高めていくことが容易なのも大きなメリットでしょう。
それぞれの項目について触れると、
「誰に Whom」では、読者の悩みに踏み込んで洞察したり、その総数が十分多いことを確認しましょう。
「何を What」では、あなたが持っている強みを活かしつつ、独自の切り口で問題解決を提示しましょう。
「どのように How」では、既存の似たような本よりもメリットがある、新しい方法を提案しましょう。
最初から全ての項目がOK、という事はなかなかありませんが、
これらのたった3項目を考え、練っていけばよいのでブラッシュアップもラクですし、
本当にエッセンスのみを抽出しているので、確実に企画を良くしていくことが可能です。
いかがでしょうか?
よいより良い企画をつくるための、ご参考になれば幸いです。