自分の企画が面白いかどうか、最短で気づけるやりかたとは?
2016/02/17
こんにちは、樺木宏です。
私は仕事柄、多くの出版企画を見ますが、
ご相談を受けた時に不思議がられることがあります。
それは、企画が通るかどうか、パッと見で分かってしまう、という事です。
でもこれは私だけでなく、経験を積んだ人ならだれでもわかるものなのです。
なぜ、最初の印象で分かってしまうのか?
それは、企画のコンセプトだけを意識して見ているからです。
つまり「誰に」「何を」書くのか?という1点だけを見るのです。
そして、企画のコンセプトはまずタイトルに表れますから、
まずそこを見ます。
そこで分からなければ、サブタイトルも見ます。
もしここまでで、「誰に」「何を」書く本かが分からなければ、
その企画は「誰に」という読者が明確にさだまっていないか、
「何を」書くかと言う軸がぶれてしまっている企画、ということになります。
コンセプトが明確に分かったら、それを3つの視点でチェックしていきます。
過去の記事でも繰り返しお伝えしている、読者ニーズや類書との差別化、そして著者としての強み、
といった視点ですね。
・読者はどらくらいいるのか?
・似ている本と比べ、この本はどう優れているのか?
・自分のプロフィールとの関連は強いか?
という視点でチェックすれば、売れる本かどうかは大体判断できます。
この部分は多少の慣れが必要ですが、誰でも短時間で見分けることが出きるようになるものです。
もちろん、多くの本がしのぎを削る商業出版の市場では、そこから先の創意工夫やアイデアも大切。
ただ、少なくとも企画のチェックが自分で出きるようになれば、一定のレベルまでの企画は、自分で量産できる状態になれます。
そうなればしめたもので、多忙な中でも本を出し続けることが出来ますし、
編集者からも、「企画が分かっている著者」という評価になるので、接点やチャンスが増えるでしょう。
もちろんこれは商業出版に限りません。
ブログ記事やメルマガ、そしてセミナーやプレゼンなどにも、そのまま使えるノウハウです。
ぜひ、試してみて下さい。