本を出したい人の99%が陥っている、ベストセラーへの勘違い
2015/01/28
こんにちは、樺木宏です。
この記事を読んで頂いている方は、本を出そうとしているか、すでに出している人だと思います。
当然、ベストセラーは出したいですし、出し続けたいですよね。
でも多くの著者を支援していると、ある"勘違い"している人が多いことに気づきます。
それは、
「ベストセラーはすごい本だと思っている」
という事です。
だから、自分もすごい本をつくろうとしてしまう。
これは、大きな落とし穴なのです。
それは、読者のことを考えれば分かります。
例えば、メリットがスゴすぎて自分にはムリだ、と思わせてしまう本は売れません。
だからベストセラーは、あえて読者のメリットをそこそこに押さえる工夫をしていたりします。
また、意識の高いビジネスパーソンに向けて書いてしまうと、普通の読者は引いてしまいます。
だから売れる本は、あえて欲求レベルを落として、読者の感情に合わせたりもします。
さらには、普通の人は、全く知らないことを知るよりも「なんとなく知っていること」を
再確認する方を好みます。だから新常識もあえてぼかす、という事もします。
これらの背景にあるのは読者感情です。
平均的なサラリーマンは年に数冊しか本を読まないし、
本は書店よりもTSUTAYAやコンビニで売れる時代です。
「勉強するために本屋にいくぞ!」ではなく、
「立ち寄ったついでになんとなく」で買っているのですね。
つまり言い換えれば、
「何年かに1冊しか読まない人でも買う」
本でないと、ベストセラーにならない、という事です。
そう考えると、「すごい本をつくろう」ということがいかに勘違いかが、見えてきますね。
いかがでしょうか?
これらのことを踏まえれば、落とし穴を避けられ、
あなたの本がさらに「売れる」本に変わります。
あなたの本がベストセラーに近づく為の、ヒントになれば幸いです。