ノウハウを体系化するときの基本型
2014/09/16
こんにちは、樺木宏です。
さて、今日の記事はやや専門的な話。
ノウハウを体系化するときの基本型についてです。
商業出版、特にノンフィクション系の本では、読者が再現出来ないノウハウは価値がありません。
そこで、再現しやすいように、体系化することが必要になってくるのですね。
ではどのようにやるかという事ですが、結論からいいますと、
「心構え→知識武装→具体的スキル」
という具合に、改装別に分類していきます。
この順番でないと、人はノウハウを身につけられないし、使えないのです。
例えば、いくら出版に関するがあっても、自分が本を出したい、
という心構えになっていなければ、その知識が使われることはありませんね。
このように、あなたのノウハウを体系化するときは、
「型」があるのですね。
実は、これは本の目次でも同じです。
「はじめに」や「第1章」では、相手の心構えを促すように、あえて危機感を抱かせたり、
逆に将来得られるメリットを語ったりします。
「第2章」では、著者の考え方を知識として伝えます。
そして「第3章」以降では、読者が日々活用できるような、具体的なノウハウを伝えていくのです。
このように、あなたのノウハウを体系化することと、本の目次は、基本的には同じ構造なのですね。
ですから、商業出版の企画を考えることは、あなたの持っているノウハウを高度に体系化します。
自分自身でも気づかなかったノウハウを再発見し、クライアントの再現性が増したり、
周辺にあるノウハウとの共通点を見いだして、レベルアップしたり、
という事が起こるのですね。
いわば、あなたのプロとしての力量をさらに1段階押し上げ、著者デビューを容易にする「ノウハウの体系化」。
実は印税よりずっと大きい、商業出版のメリットです。