業界で有名でなくとも、すごい実績がなくとも、本が出せるという話
2015/08/12
こんにちは、樺木宏です。
さて、あなたの業界にも、「すごい人」はいると思います。
「あんなに実績があったら、本も出せるだろうな」
と思ったことはないでしょうか?
私も良く、「やっぱり実績が無いと、本はだせないですよね?」
と聞かれるのですが、でもここに勘違いがあります。
確かに実績はあるに越した事はありあませんが、思っているほどではないのです。
なぜなら、実績というのは、売れる本の要素とは直結している要素ではないからです。
実績が著者にとって有利なのは、
・実績の数字で説得力を高めることができること
・実績の中から、執筆のネタを引き出せるであろう期待値
があるからです。
これらはいずれも、読者が「お金を払ってでも読みたい」と思う要素そのものではありません。
せいぜい、「考えた企画を強める」あるいは「企画考案のネタに困らない」程度のものです。
つまり「あった方がよいが、それほど無くても何とかなる」
という種類のものなのですね。
だから「実績が無いと、本はだせない」と思っている人が多いのは、勿体ないことです。
例え実績が少なくとも、そこに注意を向けて行動を止めてしまうのではなく、
深く読者の悩みについて共感したり、
新しい時代のトレンドを先取りしたり、ということで、十分カバーできるのですね。
このことを知っているだけでも、自然とアンテナが立ち、出版のチャンスが近づいてくるものです。
ご参考になれば幸いです。