本を出した「後」を先に考えよう
2016/02/24
こんにちは、樺木宏です。
さて、本を出したあと、著者は2通りに別れます。
ブランド力が高まりビジネスへの好影響がある人と、そうでない人です。
ファンが増え、ビジネスの集客も上手く行き、だから次の本もますます売れ・・・という好循環になるか、
本を出して身近かな人に「すごいですね」とは言われたものの、他には何も起こらないか。
この違いは大きいですよね。
なぜこうした違いが生まれてしまうかと言うと、
「本を出した後について、どれだけ先回りして考えたか」に尽きます。
本を出す前は、なんとなく本を出せばいろいろといいことがあるのでは・・・
と漠然と思いがちですが、それだと効果は神頼みと同じ。
残念ながら、本が売れた後のことまでは、出版社は考えてくれないのです。
結果がついてくる人は、先まで考えています。
例えば、自分のビジネスに、読者がどう流れてくるか、その設計です。
読者は著者名や書名で、Google検索をします。
もしあなたの名前が検索結果で1ページ目に出てこなかったり、
同姓同名の人が先に上に表示さてしまうなら、そこで縁が切れてしまう可能性が高いです。
あるいは、本のテーマと、あなたの最も高額なサービスが、「読者の悩み」で繋がっているか。
もしそれが違うのであれば、読者があなたのサービスに申し込んでくることはありません。
そう考えると、いろいろなテーマで本を出すことは一見良いようで、実はデメリットも大きいことが分かります。
売れそうだと思っても、ビジネスの事を考えると、出してはいけないテーマの本、というのもあるのですね。
さらに言えば、あなたの本の主張が、本心からのものであるかどうかも、大切なポイントです。
人はあなたと本を関連付けますから、不本意な主張の本など出してしまえば、
本気になれない依頼が増えるなど、ビジネスへの悪影響も出てきてしまうでしょう。
なお、本が売れるかどうかももちろん大切ですが、必ずしも絶対必要なことではありません。
なぜなら、さほど売れなくても、テレビ出演が10本くらい決まったり、出版依頼が殺到したり、
ビジネスへの集客が上手くいったり、という事はよくあるからなのです。
いかがでしょうか?
ぜひ本を出す前に、先のことまで考え、行動に移したいですね。
あなたが出版の効果を余すことなく享受するための、ご参考になればと思います。