好影響がある本と、そうでない本の違いとは?
2017/08/03
こんにちは、樺木宏です。
本を出した後の"好影響"は、人によってまちまちです。
他のメディアからオファーがどんどんくる、という人もいれば、
全く反響が無い、という人もいます。
それは必ずしも、売れたかどうか、とは直結していません。
あまり売れていないのに、メディアの露出が急激に増えることもあれば、
その逆もあるのです。
その違いは何でしょうか?
私は、「重み」 が感じられるかどうか、だと考えています。
いかにも流行に乗って出しました、的な本を何冊だしても、
その「軽い感じ」は読者に伝わってしまうものだからです。
そうではなくて、著者の過去の経験が活かされ、苦労して身につけた、
そういうテーマなら、事例が豊富で、理由に説得力があり、主張にキラリと光る独自性が生まれます。
そこに「重み」が生まれてくるのですね。
自然と「信用」につながりますし、「もっと話を聞きたい」というオファーも増えてくるのも、
ある意味当然といえるでしょう。
それを積み上げた人が、「出版社からオファーがどんどんくる著者」になることは、
周囲を見ていても、実証されていると感じます。
そういう意味では、自分がエネルギーをあまり注いで来なかったテーマで出した本は
どうしても軽くなりがちですから、例え出版できるにせよ、あえて出さない方がよい、
という判断も必要ですね。
「うまく出そうとする」のではなく、いかに「重み」を出せるテーマで本を出すか?
そうした視点もぜひ、取り入れて見て下さい。