過去のノウハウ分析は"ほどほど"でよい理由
2017/10/19
こんにちは、樺木宏です。
さて、出版ノウハウをお伝えし続けて久しいこのメールマガジンですが、
「こうすれば絶対上手くいく!」
という内容は、あまりお伝えしないようにしています。
なぜかと言うと、
「実は、文章化できることは少ない」からです。
いいかえると、すでに出ている本がなぜ売れたのか、といった検証はある程度ロジカルにできるのですが、
新しい企画を考える、という「仮説立案や課題発見」は、ある意味アートです。
そこで過去の本から得られた分析結果をお伝えしても、それとこれとは話が別、ということで、
あまり機能しないことも多いのですね。
すでに起ったことを説明できる能力はもちろん大切ですが、もっと大事なのは、
これから考えるあなたの企画を、いかにより良いものにするか。
もちろん、必要最低限知っておくべきノウハウは、確かにあります。
でもあまりそれにこだわりすぎても、かえって柔軟な企画考案の足をひっぱることもありますから、
「ほどほど」が一番。
企画を考案し、本を出していくことはまさに温故知新。
昔の本の知識を活かしながらも、そこから新しい知識・売れる企画を見いだしていきたいですね。