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実力が先か、本が先か?

2018/02/01

こんにちは、樺木宏です。

さて、普通に考えれば、

「本を出す力量が身についてから、本を出す」。

と考える人が多いと思います。


確かに、実績がなければ、出版社も「なぜこの人に書いてもらうべきなのか?」

という疑問をもってしまうでしょう。

また、読者にまったく価値を提供できない本を出してしまうことは、

著者のブランディグにとってもマイナスです。


しかし結論から言えば、

「実力と本は同時進行が一番効率が良い」のです。


なぜなら、本を出そうと考えることは、成長を加速させるから。

近年の読書術の本のトレンドに、「アウトプットを前提にしよう」というものがありましたが、

目的意識は、質の良いインプットを、大量に行うことにつながります。

忙しくてなかなか読書量を増やせない人でも、本を出そうと考えている人は、

自然と気になる本にアンテナが立ち、手に取って読む習慣を続けられるのですね。


また、商業出版の本というものは、思っているほど「自分の話」だけでは済みません。

読者のレベルや嗜好に併せて、いろいろな角度から、さまざまな事例を集めておくことも必要です。

だから「本を書くだけの実力がついた」と思っても、そこからさらにインプットが必要だったりして、

結局は「もっと前から準備しておくべきだった」となりがちなのですね。


そう考えると、「もう本を出せる」と思う「前」に、本を出そうと考えることが、実は著者への最短距離。

本を出したいと思ったら、ぜひ臆せずにチャレンジしていきましょう。

 

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