当たり前だけどなかなか気づかない、ベストセラー著者になるコツ
2018/11/08
こんにちは、保護ねこ9匹と暮らす出版コンサルタントの、樺木宏です。
さて、この記事を読んで頂いているあなたは、
熱心に商業出版のノウハウを学んでいる方でしょう。
それは、とても素晴らしいことだと思います。
が、しかし。
それだけでは、不十分なんですね。
「えっ、じゃあなんでこんな記事書いているの?」
というツッコミがのどまで出かかったかたも、そうでないかたも、
私の体験談を聞いてみてください。
私は数年前に、「ねこ」をテーマにした自己啓発書を書きました。
幸い、関係各位の方々のご助力もあり、8万部のベストセラーとなりました。
そのとき、私は思ったものです。
「出版のノウハウがあってよかった」と。
でもそのあと出した2冊目の本は、1冊目と違って、売れませんでした。
そして、実感したんですね。
出版ノウハウがあるからベストセラーになったのではなく、
それを「ちゃんと使った」から、ベストセラーになったのだということに。
あとになって考えてみれば、2冊目の本は、1冊目と比べて、
出版ノウハウを「使う」時間が短かったです。
決して手を抜いたわけではありません。
むしろ以前よりも、時間はかけていました。
にもかかわらず、さまざまなノウハウがあり、頭ではわかっていながらも、
それという自覚もないままに、「これで十分だろう」となっていたのです。
つまり、
「知識は簡単に感情に負ける」
ということです。
知識だけは不十分、というのは、こういうことなのですね。
そしてここに、なかなか気づかない「ベストセラー著者になるコツ」もあります。
これを知っていると、ポテンシャルを生かし続けることができます。
出版ノウハウだけがいくらあっても、感情がそれを邪魔します。
そして人間は、感情の生き物。
だから、自信があるときこそ、
「もっとこう考えてみたらどうか?」
というクセをつけておくことです。
「いい企画が思いついた!」とか、
「このアイデアなら売れる!」とか、
自信があるときほど、落とし穴が見えないもの。
そんなときは、ぜひ今回の記事を思い出し、
軽々と穴を飛び越えていきましょう。