書くべきことは外ではなく、あなたの中にある
2020/04/09
こんにちは、保護ねこ9匹と暮らす出版コンサルタントの樺木宏です。
さて、今の時代は情報過多と言われて久しいですね。
爆発的に増えた情報量と、それを手軽にいつでもどこでも取れる端末。
私たちは情報の海に溺れている、といっても過言ではないでしょう。
人は選択肢が多くなりすぎると、選ぶことにストレスを感じ、逆に何も選べなくなるものです。
そうした流れからか、情報を「断捨離」したり、
「ときめいた」モノ以外は全部捨ててしまおう、という考え方の本がかつてベストセラーとなりましたし、
日本だけでなく世界的に流行っているようです。
このことは、本を書こうとする行為そのものにも、言えると思います。
いろいろな情報が玉石混交で溢れていますから、
仕入れた情報をそのままアウトプットして本にしてしまったのでは、
あなたのブランディングも「玉か石か分からない」ことになってしまうでしょう。
たまたま玉に当たれば良いですが、そうでない場合は、
本を出すことによってむしろマイナスブランディングになる可能性だってあります。
そうならない為にも、
本を書こうと決めたら、テーマを「外」に求めるのはほどほどにして、
自分の「中」から探しましょう。
情報が足りないことよりも、その中から「玉を選ぶ作業」が足りないことの方が圧倒的に多いです。
多くのインプットをするなかで、自分の中に引っかかったことに、しっかり「気づく」こと。
そしてそれを核に、インプットを水平展開して、さらに肉付けしていくこと。
それができれば、あとは勝手にうまくいきます。
インプットの質も量も勝手に増えますし、
書くネタが見つからない、ということとも無縁になりますし、
モチベーションが湧かずに本を出せなくなった、ということも無くなりますし、
あなたならではの独自のコンテンツを生み出すことも容易になります。
こうした商業出版につきものの悩みの解決策は、
あなたの外ではなく「中」にある。
ご参考になれば幸いです。