今、売れている本のワナとは?
2021/06/10
こんにちは、保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。
商業出版で著者になりたいときは、出版社に企画を通さなければいけません。
そして、通りやすい企画といえば、
「今、売れているテーマ」
を書くことは、王道といえるでしょう。
とはいえ、安易に売れ筋の本をマネしても、そこには落とし穴もあります。
たとえば、
中身が一致しない場合。
タイトルや企画の説明は、売れ筋の本を意識しているのですが、
企画の中身=目次のほうは、
「自分が書きたいことそのまま」というケースです。
これは、意外とよくあります。
見る人が見れば、これはすぐに分かってしまいますので、
こうした出版企画は、出版社にはなかなか通りません。
あるいは、
見た目も中身も、売れ筋の本とほとんど同じになってしまう場合。
売れているということは、それを読んでいる読者も大勢いるということです。
当然、あとから同じような本を出しても売れませんから、
こうした企画も、なかなか通りません。
こうしたワナは、客観的に企画を見れないことから起こります。
本を出すということは、どうしても思い入れが強くなり、
主観的になってしまいがち。
だからここで、
「世の中が求めていること」と「自分が書きたいこと」を、客観的に見れれば、
商業出版で本を出版できる可能性は、飛躍的に高まるのですね。
あなたの著者デビューが少しでも早まるよう、
ご参考になれば幸いです。