書店に行って、棚をみよう
2021/10/07
こんにちは、保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。
いきなりですが、
もし、あなたが腕のいい料理人だったとして、
ラーメン店を開こうと思ったらどうしますか?
今どんなラーメン店が流行っているのか、
実際に食べに行きませんか?
そこが分からないと、いくら腕がよかったとしても、
繁昌するラーメン店は作れませんよね。
相手の好みがあってのメニューであり、味ですから、
きっと「市場調査!」と称して、
おいしいラーメン屋をはしごすることでしょう。
でも本を出そうというときには、
多くの人はそうした感覚を忘れてしまうもののようです。
読者の読みたいことがあってのテーマであり、内容なのですから、
独りよがりでは売れる本にはならないのは、ラーメン店と全く同じです。
でも、
「これが自分の作りたいラーメン(人がどう思うかは関係ない)」
という風に、
「自分が書きたいこと」「自分の思い入れ」「自分のポリシー」
などなど、自分に始まって自分で終わってしまうことが多いのですね。
ではどうするか?
ということですが、ラーメン店ならぬ、書店に行きましょう。
そこで自分が出したいと思っているテーマの棚をみて、
「今,どんな本がたくさん積まれているのか?」
を見てみましょう。
それは、売れている本である可能性が高いですから、
「そうか、今はこういう本が流行っているのか」
といった、新しいインプットが入ってくることでしょう。
そして、
「ラクに出来そうでないと、敬遠されそうだな」
「似たような本がいっぱいあるな。ちょっと新しさを打ち出さないと」
などなど、感想が浮かんでくればしめたもの。
あなたの本を考える上で、とても大事なヒントになります。
本を出す、著者になる、というと肩に力が入りがちですが、
相手あっての本、ラーメンと同じです。
そう気楽に考え,肩の力を抜いてリラックスすることが、
あなたの著者としてのポテンシャルを引き出してくれますよ。
ご参考になれば幸いです。