専門用語の落とし穴
2022/02/10
こんにちは。
保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。
今日の話題は、専門用語。
あなたは専門用語を良く使うでしょうか?
プロであれば、当然のように毎日使いますよね。
それに慣れていますし、当たり前だと感じている人も多いと思います。
が、しかし。
こと商業出版となると、話は変わってきます。
安易に専門用語を使ったら負け、といっても過言では無いのです。
なぜなら、伝わらないからです。
売れる本は、素人が読者ですから、
プロ同士が話すような専門用語を前提にしてしまうと、
読者は意味が分からずモヤモヤしてしまい、ストレスを感じてしまいます。
そういう本を、人はお金を払ってまで読みたいとは思いません。
また、人に勧めたいとも思いません。
むしろ逆に、amazonなどでネガティブなレビューを入れてしまう人だっているかもしれません。
そうならない為にも、
専門用語は安易に使ってはいけないのですね。
ではどうするか?
ということですが、
とにかく分かりやすく、親切に伝えてあげることです。
たとえ話を何度もつかったり、
比喩を多用したり、
会話調にしたり、
Q&Aにしたり...
できる工夫はたくさんありますね。
こうした視点を持つだけで、あなたのアウトプットは変わります。
書店にいって売れている本をみれば、
こうした工夫で著者同士がしのぎを削っていることも、
見えてくることでしょう。
日頃から表現に気を使うようになり、
「説明が分かりやすい」
と言われるようになったらしめたもの。
それは著者としてもレベルアップしたことの証なのですね。
たかが専門用語、されど専門用語。
プロにとっては当たり前のことが、落とし穴になりますから、
気を配っていきましょう。
ご参考になれば幸いです。