親切勝負に勝てば、本は誰でも出せる
2023/07/27
こんにちは。
保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。
書店やamazonで本を見ていると、
ベテラン著者やベストセラー著者の本が目立ちます。
ここで、
「まだ本を出していない自分には難しいのでは・・・」
と感じてしまう人も多いようです。
しかし、実はその考え方はナンセンス。
なぜなら読者は、
「自分にとってどんなメリットがあるか」
にしか関心がないことが大半だからです。
つまり著者が有名かどうか、過去の本が売れているかどうかなどは、
あまり気にしていないのです。
そもそも、ベテラン著者も「最初の一冊」がありました。
それまで本を出したことがない、あるいは出しても売れていなかった時期があって、
そこから「売れる本」を出して、ベテラン著者、ベストセラー著者になっています。
その転機となったのは、
「自分にとってどんなメリットがあるか?」ばかり気にしている大勢の読者に、
「これは自分にとってメリットがある本だ!」と思ってもらえたからこそ、
今のポジションがあるのですね。
であれば、あとから本を出したい人も、やることは同じです。
読者への親切勝負。
読者の身になって、より分かりやすく、より悩みを解決して上げて、
より嬉しい気持ちになってもらえれば、本は売れますし、その後も本を出し続けることができます。
言い換えると、
著者としての自分のポジションなどは二の次で、
読み手のことを中心に考えてあげること。
自分のことはさておき、読者のことを考えること。
それが遠回りのようでいて、ベテラン著者、ベストセラー著者への最短距離になるでしょう。
親切勝負に勝てば、本は誰でも出せるというのは、こういうことです。
ぜひ最短距離を行って欲しいと思います。