日本だけが出版不況、の理由とは
2013/06/11
こんにちは、樺木宏です。
日本で出版というと、「不況」という言葉がすぐに連想されるほど、元気がないイメージがありますね。
実際、日本では1996年の2兆6千億をピークに下がり続けています。
今年も下がっており、1兆8千億を割る見通しだそうです。
が、しかし。
業界紙によると、他の先進国をみていると、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランスなどは、
軒並み前年よりも売上増であり、経済状況が芳しくない先進国でも、マイナスの国はないのだそうです。
これは意外ですね。
なぜ日本だけが元気が無いのか、との問いかけにその記事では、
「親に強要される勉強と読書が同格だから」
という意見が載っていました。
確かにその通りで、日本で"読書"というとなにか「勤勉で抑圧された」というニュアンスがありますね。
人は好き嫌いが絶対先立つように脳が出来ているので、抑圧で本を読ませようなどという教育方針が、
しっぺ返しを受けているのでしょう。
対して諸外国では、「読書は楽しみにのために読む娯楽」として確立しているのだとか。
私の周囲にも、本が好きで好きでしょうがない人がいます。
仮に、M川さんとしておきましょう。
彼は読書の話をするときは、実に嬉しそうです(笑)
喜びのために買っているのが、よく分かる。
そして、ビジネスに活かして儲かっている。
その結果、本も次々と出版し、ラジオやテレビにも出演が決まる。
ますます好きになる、の好循環ですね。
このM川さんにしても、最初から本好きだった訳では無く、必要に迫られて読んだ所、思いがけない成果が出た、
それで好きの好循環が生まれた、という事なのです。
このプラスのスパイラルがもっと広まれば、日本の出版業界ももっと元気になるのにな・・・
と思います。
読書は義務感では無く、先に「好き」という感情ありき。
その為にも、あなたと私がもっと「嬉しくなるほど結果が出る」本を、世に送り出さなければいけないですね。