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電子書籍と紙の本、著者にとって本当に得なのはどっち?

2026/04/16

こんにちは。

保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。

「電子書籍で出版しようと思っているんですが、どう思いますか?」

こんなご質問を頂くことがよくあります。

自己出版のハードルが下がり、電子書籍なら今すぐにでも「著者」になれる時代です。

紙の本にこだわる必要はないのでは、とお考えの方も多いでしょう。


では実際のところ、著者にとって電子書籍と紙の本、どちらが得なのでしょうか?

結論からいえば、どちらかではなく、両方出すのがよいと思います。

ただ、取り組むべき時期は、「あなたのファンの数」によって変わってきます。

もしあなたに大勢のファンがいるか、あるいは大量の見込み客リストをお持ちなのであれば、

電子書籍は今、とてもいい選択肢です。

しかしそうでない場合は、ちょっと事情が変わってきます。


なぜなら電子書籍で出版するということは、「企画、執筆、編集、販促」のすべてを自分一人で担うということだからです。

企画の方向性を決め、原稿を書き、編集し、そして売る。

どれか一つが欠けても、本としての完成度は下がります。

なかでも、致命的になりやすいのが販促です。

どれだけ内容のいい本を書いても、読者に届かなければ意味がありません。

電子書籍の自己出版では、宣伝も自分の仕事です。

大勢のファンがいて、見込み客のリストを大量に持っているのであれば話は別です。

しかし多くの方にとって現実は厳しく、

「せっかく一生懸命書いた本が、知り合いの範囲にしか届かない」

というのが日常茶飯事なのも、電子書籍の世界です。


一方、商業出版はどうか。

書店への営業は出版社が動きます。

しかも書店に並ぶことで、まだ自分を知らない読者の目に触れる機会が生まれます。

出版社や書店というプロの流通網は、長い時間をかけて築かれたインフラです。

それがあなたの後押しをしてくれるという事です。

ちなみに、商業出版で本を出せば、自動的に出版社が電子化して売ってくれます。


要するに、電子書籍の手軽さの裏には、

そのインフラを丸ごと自分で代替しなければならないというコストが隠れているのです。

それに対する準備が出来ていないのであれば、

まずは商業出版でファンや見込み客を増やし、その後に電子書籍を出す。

これが、あなたのブランディングの上で、最も合理的かつ、最短距離になるでしょう。


ご参考になれば幸いです。

 

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