優秀な人ほど気をつけたい、"集中力"の落とし穴
2022/08/04
こんにちは。
保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。
仕事をはじめると、一気に集中モードに入れる。
時間が経つのも忘れて、集中することができる。
一般にビジネスパーソンにとっては、望ましいとされている能力ですね。
でも、ちょっと待ってください。
集中力は、いいことばかりではありません。
落とし穴に気をつけないと、思わぬデメリットもあるのです。
というのも、集中力は「ノルアドレナリン」というホルモンの働きが大きいからです。
確かに、ノルアドレナリンが分泌されていれば、集中力は高まります。
やる気も出てきますし、多少のストレスを乗り切りやすくなります。
いわばノルアドレナリンは、「戦闘モード」へのスイッチです。
脳は覚醒しますし、心拍数や血圧が上昇します。
血液が体中を巡って筋肉に酸素や栄養も送られます。
こうした結果としての、集中力なのですね。
でもそれも、程度の問題です。
短期的にはよいのですが、ノルアドレナリンの分泌が長い期間続いてしまうと、
枯渇してしまい、分泌が減ってきます。
そうなると逆に集中力が上がらなくなりますし、やる気も無くなってきます。
さらには、不安感、攻撃性、胃腸が動かない等の症状が出るほか、
うつや無関心などの症状が出てしまうことも。
もしあなたが「集中力ややる気の浮き沈み」を感じたことがあるなら、
ノルアドレナリンに振り回されてしまっていたのかもしれません。
著者として企画を考えたり、本を書く事は長期戦です。
目先の集中力に拘泥せず、
長い目で見て高いパフォーマンスを発揮し続けていきたいものですね。