頭を使う仕事は、甘いものに頼らないほうがうまくいく
2022/09/01
こんにちは。
保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。
酷暑もちょっと月曜日ですが、いかがお過ごしでしょうか。
さて、「脳のエネルギー源は糖質」とよく言われますね。
実際、疲れてきても甘いものを食べれば、少し元気が出てきます。
オフィス近くのコンビニはお菓子が山積みですから、
チョコレートなどをつまんだり、コーヒーに砂糖をたくさん入れて、
仕事を「もうひと頑張り」ている人も、
世の中には多いのでしょう。
でも結論からいえば、
糖質で元気を出すのは控えた方が、よいアウトプットができます。
その理由はいくつかあるのですが、
1つ目は、「効き目が短過ぎる」ことです。
糖は食後30分〜60分でピークになり、その後は下がっていきます。
約2時間後には元に戻ってしまいますから、
仕事時間のごく一部に過ぎません。
しかも後半は血糖値が下がっていきますから、
実質はもっと短い時間しか、元気は出ないでしょう。
2つ目の問題は、「かえって集中力を落としやすい」からです。
チョコレートなどのお菓子の糖質は、吸収が速い単糖類で出来ています。
急に上がった血糖値は急に下がるだけでなく、
元の血糖値よりもさらに下がって、低血糖状態になりやすい。
そうなれば身体が血糖値を戻そうとしてコルチゾールなどのホルモンを分泌しますから、
イライラ、集中力低下にもつながってしまいます。
糖を控えた方がよい3つ目の理由は、「依存性があること」です。
糖を摂ると、脳内で快楽ホルモンのドーパミンが出ます。
何度もくり返し糖を摂りたくなるので、
血糖値が高いままになりがち。
余った糖は中性脂肪になりますから太りますし、
血管にもダメージがあります。
こうした期間が続けば、糖尿病予備軍にもなってしまうでしょう。
このように糖質、特に精製された糖質は、
私たちのパフォーマンスを落とします。
浮かぶ企画も浮かばなくなり、
よい文章も書きにくくなり、
イライラして人間関係まで損ねたのでは、割に合いませんね。
つい甘いものに手が伸びがちですが、
頭を使う仕事は、甘いものに頼らないほうがうまくいきます。
ご参考になれば幸いです。