出版を断った方がいい時とは?
2013/09/12
こんにちは、樺木宏です。
さて、
「自分のブランドに合わない出版は断るべきだ」
という考え方がありますね。
あなたは聞いた事があるでしょうか?
ひょっとしたら、出版社の社長や10冊以上も書いている著者がそう言っているのを、
聞いた事があるかもしれません。
権威のある人が言っていると、説得力がありますよね。
しかし私は、こと新人著者に限って言えば、危険なノウハウだと思います。
一面で正しいが、新人著者には当てはまらない部分がある為です。
なぜなら、
・思ってもいなかった意外な切り口
・あまり本意でないタイトル
がその後の人生を開くことが多くあるからです。
だから自分が考えているブランドとは違和感があっても、
前向きに検討する姿勢が自分の可能性を広げます。
例えば、「感動するいい話」でベストセラーを出し、今はカウンセラーとしてひっぱりだこの
著者さんがいます。
この人がその昔、「リピーターを増やす販促コンサル」だった事を知るひとは、
あまりいないのでは無いでしょうか。
これは後から出した本がすごく売れたので、、それは本業とは違うが、その流れでビジネスを
拡大し、成功した例です。
私の考える著者のブランディングは「2弾ロケット」です。
すでに儲かるビジネスを確立している人、凄いステータスを持っている人であれば、
それを守るべきでしょうし、出版するテーマも絞るべきです。
ただ、それはある程度軌道に乗ったあとでの事。
商業出版を起爆剤として飛躍する「これから」の人は、まずは売れるテーマでヒットを出すことが大切です。
本が売れるという事は、そこに市場があるという事。
そこからビジネスの流れをつくれば、成功する可能性が増えるのですね。
ブランディングには、段階があります。
すでに成功している人の方法論を鵜呑みにすると、損をするケースかもしれません。
今の自分にとって何がベストか、を考えてブランディングの戦略を練っていきましょう。
その為には、自分の可能性を広く、前向きに捉えたいですね。