私が"儲かる系"の本をあまり手がけない理由
2013/11/14
こんにちは、樺木宏です。
私は、"こうすれば儲かる"という内容の本をあまり手がけていません。
なぜかと言うと、世の中に「それだけでは儲からないでしょ」と感じてしまう本が多過ぎて、
食傷気味なんですね。
例えば、ネットビジネスや、ソーシャルメディア関係の本。
アメブロでいくら儲かる、だとか、Facebookでガンガン集客できる、
という本は、書店に行けばいくらでも並んでいます。
こういう本を読んでも、ほとんどの読者は、儲かりませんし、集客もできません。
なぜかと言うと、片手落ちだからです。
こうした本が言っているのは「効率のよい価値の伝え方」。
伝え方だけが上手くなっても、元になるあなたのサービスの「価値自体」を高めなければ、
欲しがる人は少ないですし、一時的に売れたとしても決して続きません。
だから、あなたが儲かることはありません。
よく考えれば当たり前の話ですが、ここを教えてくれる本は驚くほど少ないです。
そして、多くの著者があまり考えていないことですが、
「反動」があります。
もし「儲かると謳った本でありながらぜんぜん儲からないじゃないか」、
となったら、その負のエネルギーは、著者に反動として返ってきます。
amazonレビューや、ソーシャルメディアがすごい事になります。
また、出版はあなたの名前とが一生結びついてしまう可能性もあります。
売れない著者というレッテルを貼られてしまう危険もあります。
こうなったら目も当てられませんね。
いかがでしょうか?
安易に企画のテーマを決めると、リスクがあります。
あなたはこうした落とし穴に落ちる事なく、最初の1冊は、じっくりと策を練りましょう。
ぜひ、後悔の無い出版をしてくださいね。