読書の隠れた主役「本棚」の話
2014/02/25
こんにちは、樺木宏です。
読書術についての本は多いですが、「本棚」については、ほとんどありませんね。
しかし「本棚」は、効率的に知識を獲得する上で、とても大事なところです。
なぜなら、本を読み返す際の質と量が変わってくるから。
机に積みっ放し、本棚に差しっ放し、ふと気になってもどこにいったか分からないのでは、
読み返す機会も減りますよね。
という事は、本棚次第で成長のスピードが早くもなれば、遅くもなる、という事です。
例えば「ザ・マインド・マップ」の著者トニー・ブザンも、
「大量の知識を獲得する技術」という章の中で、記憶が定着するための理想的な復習時間として、
「10分後、24時間後、1週間後、1ヶ月後、半年後、1年後」
と、実に6回も復習することを推奨しています。
つまり、いくら早く読んでも、
「読んだあとは本棚に入れっ放し、再読しない」
という事は、そこの抜けたバケツに水を入れ続けるようなもの。
入れた端から忘れていってしまうのでは、質の高いアウトプットなど望むべくもないですね。
だから、何度も読み返したくなるよう、本棚を工夫し、整理しておく事はとても大事なのです。
その並べ方も、本のサイズで並べたりするのでは無く、
「自分の頭に体系化されている順」
で並べておくと、本棚を眺めるだけで知識の構成を再確認できるので、お勧めです。
ちょっとニッチな、でも決してあなどれない「本棚」の話、ご参考になれば幸いです。