"著者格差の時代"にしておきたいこと
2015/12/23
こんにちは、樺木宏です。
著者を取り巻く環境としては、2015年も厳しい年でしたね。
出版点数は横ばいながら、市場としては縮小傾向が続きました。
つまり、本1冊の賞味期限がますます短くなってきています。
数ヶ月後には書店から消えているかもしれないのですから、
従来のように1冊出したからといって、集客効果がずっと続く、ということも難しくなってきています。
その一方で、やはり本を出した事でブレイクした人も大勢いました。
私のクライアントさんでも複数冊同時期に決まった人が何人もいましたし、
私自身も、累計130冊の企画を通させて頂くことができました。
累計10冊を突破したり、数冊出して重版率が100%という方もいましたし、
ベストセラーが出た事で出版社からのオファーが10社を超えた、という方もいます。
つまり、数年前のビジネス書バブルがはじけて、著者も「2極化」が進んでいるのでしょう。
「本を1冊出して終わりの人と、何冊もずっと出し続ける人」
「ブランド力がちょっと高まって終わりの人と、高め続けていける人」
そうした違いが明らかになってきたのが、今年だったのでは、と感じています。
来年はそうした「著者格差」がますます広がっていくでしょう。
このメルマガを読み続けて頂いているリテラシーの高いあなたには、
ぜひ後者の「勝ち組の著者」になって欲しい、と心から思っています。
そのためには私が「とにかく1冊出してもらう」ことを支援目標にしていたのでは無理。
そうではなく「著者としての力量自体を高めてもらうこと」が大切だと考えています。
その上で、同じ目線で共に考え刺激しあい、どんなライバル著者がいても、類書が多くても、
常に本を出し続けられる「環境」をつくること。
それが、2016年の私のテーマです。
そのためには、伝えるノウハウも、その形も変わる必要がありますので、
私にとってもいろいろと変化の年になりそうです。
そうした変化を、あなたとご一緒に来れば嬉しく思います。