ちょっと意外な「本棚」の話
2013/06/11
こんにちは、樺木宏です。
本の読み方の本はいろいろな情報がありますが、
「本棚」については、あまり話を聞かないですね。
でも「本棚」は、効率的に知識を獲得する上で、とても大事なところです。
なぜなら、本を読み返す際の質と量が変わってくるから。
机に積みっ放し、本棚に差しっ放し、ふと気になってもどこにいったか分からないのでは、
読み返す機会も減りますよね。
という事は、本棚次第で成長のスピードが早くもなれば、遅くもなる、という事です。
例えば「ザ・マインド・マップ」の著者トニー・ブザンも、
「大量の知識を獲得する技術」という章の中で、記憶が定着するための理想的な復習時間として、
「10分後、24時間後、1週間後、1ヶ月後、半年後、1年後」
と、実に6回も復習することを推奨しています。
けっこう大変ですね(笑)
実際にここまで出来るかどうかは別としても、少なくとも言えるのは、
「読んだあとは本棚に入れっ放し、再読などしない」
という人は、知識を獲得する上で大きなマイナス、ということです。
だから、何度も読み返したくなるよう、本棚を工夫し、整理しておく事はとても大事なのですね。
その並べ方も、本のサイズで並べたりするのでは無く、
「自分の頭に体系化されている順」
で並べておくと、本棚を眺めるだけで知識の構成を再確認できるので、お勧めです。
ちょっとニッチな、でも決してあなどれない「本棚」の話、ご参考になれば幸いです。