「原稿執筆」について
2024/12/05長い文章を書く苦手意識がスーっと消える、 "あるコツ"とは?
こんにちは。
保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。
あなたは長い文章を書くのが得意でしょうか? それとも苦手でしょうか?
多くの人は、どちらかというと後者ではないかと思います。
学校でも作文の授業はありましたし、
大人になってからもブログを書いたことがある人も多いことでしょう。
しかし、せいぜいそれらは数百字から数千字。
一方、本は約8万〜10万字です。
これほどの文章量を、1つのテーマについて連続して体系立てて書くことは、
学校でも会社でも誰も教えてくれませんし、経験もしていません。
しかも、それを世の中に発信して、多くの人が読むわけですから、
「いい文章を書かなければ」
というプレッシャーも加わります。
こう考えると、本を執筆することには、苦手意識があって当然なのですね。
でも、安心してください。
実は執筆のストレスは、コツを知っているだけで大幅に軽減できます。
それは、
「作業を複数に分けて、別々に行なうこと」
です。
長文を書くのがつらいのは、いろいろなことを一度にやろうとしがちだから。
「内容をアウトプットしながら、ボリュームもチェックしつつ、表現のチェックもして・・・」
と、一度にいろいろなことをすれば、
誰でも辛くなります。
プロのライターでも、ベテランの著者でも、こうしたやり方は辛いです。
ではどうするか?ということですが、
「完成度が低くても、いったん書いてしまう」
ことです。
「その上で、頭から読み直して直していく」
というやり方であれば、
1つ1つの作業のストレスは低くなります。
読み直して直す際も、
「今回は量を中心にチェックしてみよう」
「次は、表現を重点的にみていこう」
という風に、テーマを決めて分けていくと、
さらにラクになります。
一度にやろうとするから辛いのであって、
分けてしまえばそれほどでもないのですね。
コツを知ってしまえばなんてことはないのです。
あなたが本を執筆する苦手意識を軽減するための、
ご参考になれば幸いです。
2024/06/13文章を直すのは、いったん書き上げてから
こんにちは。
保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。
本に限らないのですが、書いた文章というものは、いろいろ直したくなるものですね。
私も自著や代筆含め何冊も本を書いていますが、
書いているときはいい文章だと思っていても、
日を空けて読み返してみると、
「なんだこれは・・・」と、
自分の文章にがく然とすることもしばしばです(笑)
さて、自分の文章に納得いかないとき、
直したくなったときに、気をつけたいことがあります。
それは、
「いったん書き上げてから直す」
ということです。
というのも、書きながらチェックもしてしまうと、
ストレスが大きく辛い上に、
マルチタスクになってしまって、クオリティも下がりがちだから。
たとえば、
「どんな内容を書くかを考えながら、
その表現にも気を配りつつ、
気に入らない箇所をチェックして修正しながら書き進める」
というやり方だと、複数の注意点に気持ちが分散してしまいますね。
結果、内容も表現の工夫に集中しきれず、
もっている実力を発揮しきれない本になってしまう可能性が高いです。
結果、あまり売れない本になってしまったり、
ストレスの大きさから、
「もう出版はこりごりだ・・・」
と、著者活動自体がイヤになってしまうこともあり得るでしょう。
これはもったいないですね。
そうならない為にも、
「文章を直すのは、いったん書き上げてから」
ストレスなくラクに、
より納得出来るよい本が生まれる可能性が、格段に高まります。
ご参考になれば幸いです。
2023/05/04文章力に自信がない人の勘違いとは?
こんにちは。
保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。
さて、あなたは文章力に自信があるでしょうか?
もし「ない...」と思ったなら、
それは勘違いかもしれません。
なぜなら、最初に書いた文章は、誰でもあまりうまくないからです。
その証拠に、商業出版では文章を見直すことがノウハウの一部になっています。
プロのライターでも文章を書き終えたあと、最初から読み直して書き直す工程を2,3回行います。
また編集者が手を加えたあとの「校正」という工程でも、
初校→再校→念校という風に、複数回見直すスケジュールが、最初から決められています。
出版社でもそうなのですから、著者さんの側でも同じ。
見直すだけで文章は、格段に良くなります。
いったん書いたものを、
日を空けてから見直してみる。
きっと、
「なんだこれは...」
とがく然とすることでしょう。
かく言う私も、自分の本でもライターとして代筆した本でも、
「うわっ」
と最初は思うときがあります。
でもそこから見直して、気になった点を少しずつ書き直していくと、
「あれ?ちょっといい感じになったな」
となり、やがては、
「なかなかいいかも」
と変わっていくのです。
だからあなたが先の質問で、
「文章力に自信がない...」
と思ったとしたら、それは早計というもの。
本番は見直して修正したあと、2巡目から。
そこがあなたの本当の文章力です。
2022/05/26文章力をアップする、最速の方法とは?
こんにちは。
保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。
商業出版のお手伝いをしているとよく聞くのが、
「こんな風に文章を書けるようになりたい!」
という言葉。
一億総情報発信で、誰もが自分のメディアを持てる時代ですから、
いい文章を書きたいという人はとても増えています。
私も自分の本を2冊出しつつ、
ライターとして代筆も6冊ほどしているのですが、
さらに上達したいという思いは強いので、
気持ちはよく分かります。
では、どうすれば文章が上手くなるのか?
ということですが、
2つの答えがあると思います。
1つは、内容面。
この視点からの答えは。
「文章のテクニックはどうでもいい」
というものです。
自分の中で、
「これをどうしても伝えたい!」
という思いこそが根本で、それ以外は枝葉のようなもの。
その熱意さえあれば、読者を引き込むことが出来るし、
表現もあとからついてきます。
逆にいえば、いくら文章が上手くても、
意欲が欠けている文章は、行間から読み手に伝わってしまうものなのです。
もう1つの答えは、表現面。
この視点からの答えは、
「よい本をたくさん読む」
というものです。
要は、
「よいアウトプットをしたければ、よいインプットを大量に行う」
ということですから、一理ありますね。
私は、この話はよくラーメン店に例えます。
ラーメン屋を開業しようと思えば、どれだけ腕が良い超一流のシェフでも、
今どんな店が人気なのか食べ歩くべきなのと同じだからです。
売れる本を書こうと思えば、今どんな本が人気なのかを知るため、
そのテーマの売れている本を、実際に手に取ってみることが必要なのです。
2つの視点からお伝えしましたが、いかがでしょうか。
もしあなたが実際に、
「自分の文章力を上達させる!」
と決めたのであれば、やることは明確です。
「自分がどちらを必要としているか?」
を見極めることが、最初にやるべきこと。
「ある程度文章は書けるが、何を書きたいかが分かっていない」なら、
「これをどうしても伝えたい!」を見つけましょう。
「書きたいことはあるが、文章に自信がない」なら、
「よい本をたくさん読む」ことが最速の方法です。
人それぞれ、あなたにピッタリ合った方法で、
最速で文章力をアップして欲しいと思います。
2021/11/04文章を書くのが苦手でも、大丈夫です!
こんにちは、保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。
「本は出したいけれど、文を書くのは苦手なんだよね・・・」
こういう人も、意外と多いものです。
もしかしたら、あなたもそんな一人かもしれませんね。
でも、大丈夫です。
文章を書くのが苦手でも、ましてや長文などもっての他でも、
しっかりと自分の意図を反映した本を出すことができます。
というのも、「そういうときための方法」が、出版業界には何種類もあるからです。
そもそも、文章を書くことが苦手=執筆能力がない、ということではありません。
そういう人は、じつは話す方が得意であったりします。
であれば、話してもらって、それを別の人がテキストに起こして、文章に整えればよいのです。
こういうことをする人を、ライターといいます。
ライターというと、
「ゴーストライター!?」と、
構えてしまう人もいるかもしれませんね。
でも、全く問題ありません。
確かに、これが小説などの「文章の表現自体も商品」なカテゴリーの本であれば、
著者が直接書くべきでしょう。
しかしノンフィクションのカテゴリーでは、話は別。
大事なのは、著者さんの経験やノウハウといった「中身」の方。
その表現を整えるのはプロが行なっても、全く問題ないのですね。
実際、世の中のビジネス書や実用書の多くは、
プロのライターや編集者の加筆修正を経て、世に出ているのです。
あるいは、書くのも話すのも苦手、という人もいるかもしれませんね。
そういう人は、頭の回転がとても速い場合が多いです。
思考のスピードに他の部位が追いつかないから、
つい多くを語ろうとしてしまってまとまらない。
どんどん思考が展開していき、最初の方のことは忘れてしまう。
こうしたケースは逆に、その人が著者としても優秀な人である裏返しとも言えるのです。
であるならば、
「思考のスピードと書くスピードをシンクロさせるテクニック」
がありますから、それを使って自分で書くもよし。
あるいは超高速でしゃべって、ライターにまとめてもらうのもありですね。
いかがでしょうか。
文を書くのは苦手でも、自分の意図通りの本は出せます。
もしそこで迷っているとしたらもったいないので、今回の内容をお伝えしました。
ご参考になれば幸いです。