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しっかり押さえたい、企画書の書き方編

2014/03/06なぜ出版企画をつくらなければいけないのか?

こんにちは、樺木宏です。


著者になろうとすると、必ず聞かされるのが「出版企画書」という言葉。

実は出版社が最も知りたいのはたった1点だけ。

それは、「売れるかどうか」です。

それ以外は、誤解を恐れず言えば「ノイズ」です。

売れるかどうかが伝わらなければ、いかにテクニック駆使して書いても全く評価されませんし、

複雑にしてみても、読み飛ばされるのがオチです。

さて、売れるとひと言でいってもそのチェックポイントはさまざま。

具体的には、

・商業出版の場合は、本当にあなたに執筆を頼んでも大丈夫か?という疑いを晴らす必要がある

・読者のニーズがあるかどうかをチェックしなければいけない

・似たような本と違って、新しいメリットが読者にあることを示さなければいけない

などです。


このチェックポイントが分かれば、極端な話、居酒屋で雑談でもよいのです。

ただ、出版社の意思決定システムが「編集会議」と呼ばれるもので、

1編集者の一存では決まらないので、企画書自体に独り歩きしてもらわなければいけないから、

出版企画書があります。


良く誤解されているのは、編集者に直接プレゼンすれば、採用確度が高まるのではないか、

ということ。

持って返って編集会議なのであれば、結局編集者に企画書を書き直すという余計な手間をかけるだけです。

その場で意思決定できる権限を持った人ばかりを呼んでいるのであればその限りではありませんが・・・


今日の記事には、知らなかった事が書かれていましたか?

だとすれば、確実に「売れるかどうか判断できる出版企画書になる」に近づきましたね。

ぜひ活かして、企画書を作成してみて下さい。

 

2014/02/26著者プロフィールのチェックポイント

こんにちは、樺木宏です。

出版企画の採用確度は、ある程度までは企画自体の面白さにかかっていますが、

最後のところは、

「この人に頼んで大丈夫か?」

という所に行き着きます。


編集者のこの不安を払拭出来るかどうかが成否を分ける、といっても過言ではありません。

その不安を払拭しなければ、いくら良い企画でも、採用される事はありませんので、

著者紹介はとても大切になってくるのです。


皆さんのご経験、ご実積の中に、まだ書かれていない安心材料があるかもしれません。

以下は、過去にもお伝えしている著者紹介のチェックポイントです。

すでに著者紹介はなんども書いている方でも、再度見直してみる価値があります。


1,著者の思い入れを伝える

編集者に、「なぜこのテーマで本を書きたいのか」、

「誰をこの本で助けたいのか」を伝えましょう。

[感情移入」と同時に、「書く資格」をアピールする事に繋がります。

位置としては、こちらを冒頭に持ってくるのが良いでしょう。

「本書にかける熱い想い」と次につづく「経歴」の併用で、

十分な情報量と、編集者の共感が両立できます。


2,経歴を伝える

学歴、職歴を時系列で見せましょう。

まず、氏名と現在の職業を冒頭にご記載下さい。

その後、学歴、職歴などを記入します。趣味で取り組んだ事柄も対象です。

箇条書きや改行を多用し、簡潔に見せましょう。

このテーマの本を書くに値する専門知識を持っている事を証明する、という意味合いです。

ただ逆に、企画に関係ない事は省略したほうがよいでしょう。

ここの情報が少ない場合、編集者は「よく分からない人」という不安感を持ちます。

これは採用される上でマイナスですので、情報量で安心感をもってもらうようにしましょう。


3,実積を伝える

本企画を「語る資格がある」と思わせるのも著者紹介の役割です。

上記職歴を羅列するだけでは、無味乾燥ですので、

職歴に付随して、何を成し遂げたかを強調しましょう。

数字で示すのがベストです。

編集者に「これだけの実積を持つ人なら書けるだろう」という

信頼を得る事が目的です。

以上に沿って自分の著者紹介を見直してみましょう。

そうすることで、採用される可能性が格段に高まります。

チャンスを増やす為にも、ぜひご再考してみて下さいね。

 

2013/10/18修正し続ければ、必ずよい企画になる

こんにちは、樺木宏です。

一般的には、出版社に企画を送って採用される確率は、

1/200〜1/1000とも言われています。

でも私の支援だと、その確率が2ケタ以上あがるのですが、

その秘密は「ブラッシュアップ」にあります。

ブラッシュアップとは、最初につくった企画を修正し、

より良いものに改善していくこと。

改善といっても、見出しを追加削減するレベルから、

企画の方向性自体を見直してゼロベースで再考案など、

いろいろな種類がありますので、結構大変です。


なぜこの「ブラッシュアップ」が大切かというと、いわば、

"出版社のダメ出しを先取り"

しているからです。

出版社が「売れない」と思う理由、「売れるかどうか分からない」という不安、

これらを徹底的に事前に潰しているのです。

そうなれば、あとは出版社の得意分野とのマッチング、そして編集者個人の興味次第。

数を打てば、必ず誰かの関心を引きます。

もしそれを先にやっておかなければ、本番で企画がスルーされて終わりです。

実際、私のやっている出版企画コンテストというイベントでは、約30通の企画を送ったのですが、

その内実に25近くの企画に対し、出版社が「一度会いたい」と言ってきます。

1つの企画に対し5社近く関心表明があったものもあります。

このように、ブラッシュアップを着実に行い、一定のレベルを超えさえすれば、

必ず出版社の興味、関心は引けるものなのですね。

逆に、残念ながら声が掛からなかった企画も、わずかながらあります。

それは例外なく、ブラッシュアップを途中で止めているケースです。

自分の書きたいこと通りには行かない部分もあり、辛い部分もある「ブラッシュアップ」。

しかしそれは、出版社のダメ出しを先取りし、結果を出す為の登竜門。

ここをくぐれば、著者への道は最短距離になります。

 

2013/10/14あなたのプロフィールを"物語"にしましょう

こんにちは、樺木宏です。

さて、私は企画を考案するとき、クライアントさんの「物語」をつくります。

といっても、なにも小説を作るわけではなく、

ビジネス書の企画です。

そう、実はノンフィクション系の企画でも「物語」が大切なのです。


というのも物語は、記憶に長く留まり、感情を喚起するから。

いくら魅力的に企画をみせても、それがロジックだけでは味気ない。

企画を読む編集者も、出版社も、みな脳の構造は同じで、感情が先立ちます。

ここを考えているかどうかで、企画のインパクトは大きく変わります。


では具体的にどうやって物語を企画に取り込むか?という事ですが、

その1つが、「著者のプロフィール」。

この中に、物語をつくっていきます。

大切なのは"落差"です。

かつて逆境を経験するなどの"深い谷"。

今成功しているなどの"高い山"

この2つのギャップがあればあるほど、

物語のインパクトが増します。


インパクトが増せば、見た人の感情を動かし、共感を呼び、記憶に残ります。

あるいは、応援しよう、という人も出てくるでしょう。

無味乾燥に意義だけ主張する企画とは、雲泥の差が生まれるのです。


いかがでしょうか?

感情を味方につける物語の力は強力です。

あなたも、自分の企画に「物語」を取り込んでみて下さいね。

 

2013/08/27出版企画書から見えてしまうこと

こんにちは,樺木宏です。


さて、今日のお題は「出版企画書から見えてしまうこと」です。

出版企画書には著者のノウハウが書かれているわけですが、

それ以外のことも、いろいろ見えるもの。

例えば、今の仕事についている理由とか、やりがいとか、人間性についても強く表れます。

一見書いていないようでも、見る人が見れば見えてくるものなのですね。


そして・・・編集者は読んだ企画書を結構覚えているものです。


例えば、何度か提案していると、「前にこういう企画を出した人ですね」という事が、結構あったりします。

その時に、以前好印象を持っていたか、そうでないかではスタート地点が違ってくるのです。

前の印象が「採用はしなかったものの、素晴らしい理念を持っている著者で共感した」

というのと、

「読者のことをほとんど何も考えていない企画の著者だった」

というのとでは、まるで違いますね。


企画書には、思いの他いろいろと表れるものがあり、それは誰かの記憶に留まります。

そこを意識しつつ、気持ちを入れて書いていきましょう。

 

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