いなければ始まらない「読者ターゲット」
2013/05/27目線を下げると、評価が上がる!?
こんにちは、樺木宏です。
そもそも本というのは、読者の問題解決の為にありますね。
だから「誰に書くか」という事を、まず考えなくてはいけません。
そしてここには、ひとつ大事なポイントがあります。
それを外すと、企画を考えるのに凄く苦労しますし、良いものはできない、
というポイントです。
それはなにかというと、
「背をかがめて、読者レベルまで目線を下げる」こと。
なぜ下げる必要があるのかと言えば、多くの人がいるのはそこだから=売れる企画になるから、なのです。
本を出そうと考える人は、そもそもが優秀な人が多い。
そういう人の欲求レベルは高いので、そのまま書きたい事を書いたら、高尚な本になりがちです。
でもそれは普通の読者からみたら、ちょっと違うというか、切実ではないんですね。
もっと差し迫った悩みがあるのです。
だから、想定読者のレベルは、最も多くの人が悩んでいるところまで、下げた方が良いのです。
「背をかがめて、目線を下げる」ことの方が大切なんですね。
でも実際は、多くの場合、逆になってしまいがち。
すごい内容を書く本が良い本だ、とばかりに、背伸びをしてしまう人がほとんど。
100人著者候補がいたら、99人は背伸びをするのでは、というくらいに逆になってしまいがちですね。
商業出版は文字通りビジネスの出版なので、売れない本は企画が通らないですし、
仮に出せても売れないです。
だからこのたった1のポイントを知っているだけで、企画の採用確度が大きく上がるのですね。
ぜひ、意識してみて下さい。