いなければ始まらない「読者ターゲット」
2014/02/18居酒屋で後輩にアドバイス"ができれば、本は出せる
こんにちは、樺木宏です。
さて、商業出版というと非常にハードルが高い印象がありますね。
実際大変な事ではあるのですが、
実は私は「居酒屋で後輩にアドバイスするのと同じ」だと考えています。
というのも、そこにあるのは出版企画に求められる本質、そのものだからです。
例えば、後輩から相談を受けているのに、
相手をロクに知らなかったり、
その解決について消極的だったり、
自分の知らない事で語ったり、
と言う事は基本的にありえないですよね。
これは出版的に言えば、
・想定読者を1人の人物が浮かぶほど具体的にイメージできており
・自分の言いたい事だけでなく相手の知識レベルを踏まえて
・ノウハウだけでなく事例や表現に工夫して、分かりやすく伝える
という事になります。
これが出来れば、読者の悩みに深く刺さる本になりますし、
読者の再現性も高い内容になるでしょう。
でも実際に多いのは、
本だからと構えて読者を忘れてしまったり、
相手がイメージ出来ていないので、抽象的かつ難解な言い回しになったり
事実の羅列だけで、分かりやすく伝えようという配慮が欠けていたり、
という企画や原稿です。
そこには読者に対する愛情や、問題解決への熱量が少ない。
多少キツイいい方をすれば、居酒屋の説教以下、の企画が多いのですね。
いかがでしょうか?
身近にあるシーンをイメージするだけで、著者へのハードルは大きく下がります。
ぜひ企画を考えるときは、「居酒屋で後輩にアドバイスするのと同じ」と考えて見て下さい。
一皮むけた企画になること、請け合いです。
2013/10/10優秀な人ほどハマってしまう「落とし穴」
こんにちは、樺木宏です。
商業出版を目指す方は、優秀な人が多いです。
仕事に自信をもち、相応しい実積を挙げている人がほとんど。
しかし、ここに意外な落とし穴があることをご存知でしょうか?
それは、
「優秀な人ほど、読者の欲求と離れてしまう」
という事です。
言い換えれば、せっかく良いものを持っているのに、
読者の欲求を満たさない企画を考えてしまう人が多い、と言う事。
これはこの2年で約50冊の本をプロデュースし、多くの著者の方の企画を見ての実感です。
さて、なぜそのような事が起こるのか?
それは、要求のレベルが違うからです。
著者を目指すほど優秀な実積を挙げてきた人は、高い次元の欲求をもっています。
マズローの段階欲求で言えば、
「承認欲求」「自己実現欲求」
のような、高次元の欲求ですね。
例えば、「天職が見つかる仕事術」
というようなステージの企画が、これに該当します。
一方、世の中の大多数の読者は、そうではありません。
マズローで言えば、
「安全欲求」「親和欲求」
のステージの人がほとんど。
例えば「リストラされない為の仕事術」「部下と上手くやるコミュニケーション術」
という企画です。
両者の意識のギャップは大きいですね。
多くの企画書を見ると、ここの差がそのまま開いたままで、ギャップ顕著に感じられます。
このままでは、いかに有益であっても、売れる企画にはなり得ません。
では、どうしたら良いのか?
これは、著者の方から目線を下げ、降りていく他はありません。
それが、「読者目線」という事ですね。
自分のビジネスの領域での優秀さに加えて、この「読者目線」を身に付ければ、
鬼に金棒ですね。
逆にこの目線が無ければ、いかに優秀とはいえ、商業出版のハードルは高いでしょう。
今日のまとめです。
優秀な人ほど、読者を意識し、目線を下げましょう。
自分の優秀さゆえに出来てしまう盲点を、避ける事ができますよ。
2013/08/19出版は"博打"にしてはいけません
こんにちは、樺木宏です。
もし株式投資で、
「世の中の人が何といおうと、自分がこの株が良いと思うから、とにかく買う」
という人がいたら、どう思うでしょうか?
博打ですよね。
もっと考えた方がよい、と普通は思います。
株式投資だと分かりやすいのですが、これが自分の本を出す、となると、急に視野が狭くなるのが人間。
例えば、
「自分のノウハウは有意義だから、とにかく本にしたい」
とう考え方です。
一見もっともそうに聞こえますが、当たり外れは運次第の博打です。
その理由は、上記の株の話と同じですね。
売れるかどうかを検証する、という視点が抜けていれば、
それは博打なのです。
そして編集者は、根拠の無い博打を嫌います。
自分で開催するセミナーやメルマガであれば、自己責任ということで済みますが、
出版社が約300万円もの費用を全額負担する商業出版では、そうは行きません。
いつまでたっても企画がとおらない、という事になります。
ではどうするか?
皆がどう考えているか、相手の目線になることです。
具体的には、そのテーマの本は売れているかどうか、調べること。
もし似たような本が全く無ければ、それは出版社が売れないと判断している、と言う事でしょう。
また、似たような本が多過ぎれば、あとから同じ内容を出しても売れませんから、違いを強調しよう、
となるでしょう。
こうした視点を持つだけで、出版が"博打"から"企画"に変わります。
ぜひ参考にしてみて下さいね。
2013/08/08出版ノウハウは、頭でなく感情で理解しましょう
こんにちは、樺木宏です。
出版ノウハウというのは、実は書いてしまうと簡単で、誰でも理解できる事ですが、
いざ「自分事」で感情が入ると、とても難しい事に変わります(笑)
どうしても「自分が」書きたいこと、「自分の」得意なノウハウ、と言う風に、
感情が「自分」を最優先するように働きかけてくるのですね。
そんな中でも代表的なのが、
読者の悩みより、自分の書きたいことを優先してしまうこと。
こうした企画はまず、編集会議を通りません。
なぜなら、「欲求の無い所に人はお金を払わない」からです。
いくら有意義な内容でも、魅力的なタイトルでも、誰もその事で困っていなければ、
お金を払ってまで本を読もうとは思いません。
お金を払う以外にも、読書は時間も使う事になりますし、そもそも本を読む行為は苦痛、という人だっています。
その為、読者が「お金と時間をかけてでも解消したい」悩みを探すことが、とても大切なのです。
でもこれが、頭で分かっていてもなかなか行動に移せない。
どうしても自分の書きたい事に引っ張られて、読者の悩みは2の次になりがち。
ここを頭でなく感情で理解できるかどうかが、
出版を知識で終わらせるのか、実際に出版して著者になるのか、の大きな分かれ目です。
2013/07/19オリジナルにこだわっては企画が通らない!?
こんにちは、樺木宏です。
さて、企画の相談を受けていて良く聞くのが、
「これは私のオリジナルで、似たような本はありません。だから独自性が高い本です。」
というセリフ。
確かに同じような本を後から出しても売れませんから、独自性は大切です。
だから、気持ちはよく分かります。
でも結論を言ってしまえば、オリジナルにこだわっては、企画が通らない可能性が高いです。
特に、そのオリジナリティに一体化してこだわってしまうと、そこで著者デビューの可能性がゼロになる事すらあります。
なぜかと言うと、読者のニーズが無い事が多いからです。
こうしたオリジナリティは多くの場合、"著者の個人的な思い入れ"からスタートしている場合がほとんど。
そうなると、その本を求めている読者がいるかどうか、その切り口が最適かどうか、などは全て後回しになります。
結果、たとえ読者のニーズが弱そうでも、見て見ぬふりをする→読者のニーズが無い企画になる、というパターンに陥りがちなのですね。
商業出版はマーケティングですから、は読者のニーズから開始しなければいけないのは、他の商品・サービスと同じです。
オリジナルにこだわるあまり、読者のニーズが見えなくなってしまっては、本末転倒。
ここでこだわりを手放し、柔軟に切り口を変更出来るかどうかが、その後を分けると言っても過言ではありません。
あなだもぜひ、自分のこだわりよりも先に読者のニーズを優先しているか、チェックしてみて下さい。
採用確度が大きく変わります。




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