ライバル著者に勝つ!「類書との差別化」
2025/04/10後から本を出して、ベテラン著者に勝つ方法とは?その2
こんにちは、
保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。
先週は、後から本を出して、ベテラン著者に勝つ方法についてお伝えしました。
「ハードルを下げる」
という、シンプルでありながら、効果が大きい差別化方法ですね。
ただ中には、ハードルを下げるのが難しいこともあります。
というのも、本を出したい人は多いですから、
皆同じようなことを考え、工夫をしてくるからです。
たとえば本のテーマによっては、
子どもでも読めるようにイラストが多く文字も大きい、
絵本のような本もあります。
あるいは、読みやすいようにマンガやライトノベル風になっていることもあります。
そのような工夫をした本が先に出ていると、
後からハードルを下げるのは、結構難しいですよね。
ではどうするか?ということですが、
そんなときは、いくつか差別化の方法があります。
それだけハードルが低い本がたくさんでているということは、
そのテーマが長いこと、売れ筋になっているからです。
そして長い間には、同じテーマの中でも「流行」が生まれます。
「今このテーマは、こういう切り口が流行っている」
という旬があるのですね。
そうした流れをいち早く察知できれば、それに乗っかることもできます。
これが「時代性」という差別化です。
あるいはもし、その流行りにも似たような本が多いようであれば、
あえて一番売れている本の主張とは、逆の主張をしてみることもありです。
これは「逆張り」という差別化ですね。
このように、
あとから本を出すのが難しい、競争が多いテーマでは、
いくつもの差別化方法がありますので、
戦略的に考えて、あなたの企画を練っていきましょう。
2025/04/03後から本を出して、ベテラン著者に勝つ方法
こんにちは、
保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。
前回の記事でもお伝えしましたが、
素晴らしいノウハウや経験があるのに、なかなか本が出せない人は、
「類書との差別化」が弱いことが多いです。
というのも、いくら有益で確かな内容の本でも、
似たような本が先に世に出てしまっているのでは、
なかなか読んでもらえないからですね。
では、どうやって差別化するのか?
ということですが、それにはいくつかの方法があります。
メリットを大きくする、逆張りをする、今の時代性に乗る...
などの方法もありますが、私がおすすめするのは、
「ハードルを下げる」
ということ。
これがシンプルでありながら、効果が大きい方法です。
というのも、
ハードルを下げるのは、ベテラン著者が苦手としやすい」
からです。
人は自分の専門知識を蓄積すればするほど、
それを知らなかった頃の自分を思いだせなくなります。
だから一番人数が多い初心者の読者に、
ハードルが低く分かりやすい本を書くのが苦手なのです。
加えて、知名度の高いベテラン著者ともなれば、さらに不利な要素があります。
それは、
「ある程度の書く自由が与えられること」
です。
売れる本を出してきた人は引く手あまたなので、
著者側の発言力が増してくるのですね。
これの何が不利かというと、
ハードルが低く分かりやすい本を書くのが苦手なので、
それを避けて通れるうようになるから。
つまり、苦労して分かりやすい工夫に取り組まなくても本が出せるので、
ハードルが高い本になりがち、ということなのです。
そこを上手く突くことになるので、
「ハードルを下げる」
という差別化は、シンプルでありながら、効果が大きい方法です。
いかがでしょうか。
初めて本を出す新人著者や、これからベストセラーを出そうという人は、
ぜひこの戦略で、ライバル著者に追いつき、追い越していきましょう!
ご参考になれば幸いです。
2025/03/27いまさら聞けない、類書との差別化とは?
こんにちは、
保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。
書店にいくと分かりますが、
売れ筋のテーマには、必ず似たような本がたくさんありますね。
なのであなたが本を出すということは、
出版社からみれば、
「本がたくさんある中、後から似たような本を出す」
ということになります。
例外としては、ノウハウ自体が非常に独自なものか、
あるいは時代のトレンドに1番乗り、といった場合ですが、
普通はこれは難しいです。
ですのでやはり、ライバルの本がたくさん出ている中、
あとから出すことになるでしょう。
そう考えるとお分かりのように、
「同じような本では売れない」
ので、
「あなたの本ならではの、今までにないメリット」
を打ち出す必要が出てきます。
もしこれが無いと、
出版社は、
「似たような本が先に読まれているから、後から出しても売れないだろう」
と考え、企画をスルーしてしまうでしょう。
こうした考え方を、
「類書との差別化」
といいます。
素晴らしいノウハウや経験があるのに、なかなか本が出せない人は、
この差別化が弱いことが多いです。
いくら有益で確かな内容でも、
先に世に出て皆に読まれてしまっているのでは、
なかなか出版社も採用しずらいですからね。
そうならない為にも、
まずは「類書との差別化」が必要、と意識すること。
それだけで企画が変わりますから、
ぜひ意識してみてください。
ご参考になれば幸いです。
2024/11/14出版社に企画がスルーされないための、たった1つのコツ
こんにちは。
保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。
あなたも書店にて、
「○○本コーナー」
ができているのを、見たことがあるのではないでしょうか。
商業出版では、多くの本が出版され続けています。
特に「売れるテーマ」となると、
数多くの出版社が、似たような感じの本を出そうとしますので、
そのようなコーナーが出来るのですね。
ここは、新人著者が本を出そうとするとき、
無視出来ないポイントです。
というのも編集者は、
「何冊も出ているなら、あとから似たような本を出しても売れないだろう」
と考える傾向があるからです。
もしあなたの本のアイデアも同様に思われてしまうと、
企画がスルーされてしまい、出版出来ないということになってしまいます。
そうならない為にも、
「いままでの本にはない、新しい読者のメリット」
を、企画に盛り込みましょう。
そうすることで編集者に、
「これは売れる本になるかも?」
と感じてもらい、企画を真剣に検討してもらえる可能性がアップします。
こうした考え方を、「類書との差別化」といいますが、
新人著者が本を出すとき、多くの場合はここがポイントになります。
なぜ、売れ筋のテーマなのに、
著者は素晴らしいノウハウを持っていて書く資格もあるのに、
なかなか本が出せないのか?
というと、ここでつまずいていることが多いのですね。
「いままでの本にはない、新しい読者のメリット」
を考える。
それが、あなたが商業出版できる可能性を、格段にアップしてくれますよ。
ご参考になれば幸いです。
2024/10/24本を読むときは、批判的に読もう
こんにちは。
保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。
あなたは本を読むとき、どのような気持ちで読んでいますか?
一般的には、著者を「先生」だと思って、素直に読む人が多いようです。
しかし、この記事を読んでいるということは、
あなたは本を出したい人か、すでに出している人でしょう。
であれば、
「あえて斜に構えて、"批判"しながら読む」
というテクニックを、試してみて欲しいと思います。
というのは、インプットするだけなら、普通に素直に読むだけでよいのですが、
著者になるということは、自分自身も「アウトプット」する必要があるからです。
ただ素直に肯定しながら読むだけでは、いざ自分がアウトプットする際、
よくいえば同じような内容、悪くいえば「二番煎じ」になってしまいます。
そうなれば出版社も、
「後から似たような本を出しても売れないだろう」
と考え、あなたの企画がスルーされる可能性が高まってしまうのですね。
一方、批判しながら読む場合はどうでしょう。
「こういう問題がある」という新たな論点を提起して、
「自分ならこうする」という、新しい視点を提供することになります。
すると読者は、
「今まで教えてもらえなかった新しい知識を得られた」
となり、出版社は、
「今までの本にはない、新しい視点と知識で差別化されている」
と感じて、企画に興味を示す可能性が高まってくるでしょう。
いかがでしょうか。
あなたがインプットだけでなく、アウトプットもしたい、
それも「本」という形で商業出版したいのであれば、
「あえて斜に構えて、"批判"しながら読む」
ことで、出版が近づいてきますよ。
ご参考になれば幸いです。