出版社に採用される!出版企画力編
2013/05/29マンガにすると売れる?
こんにちは、樺木宏です。
とある業界紙を読んでいたら、
「15~44歳までの男女75%はマンガ好き」
というアンケート調査が出ていました。
大人から子供まで読むのがマンガですから、情報発信をマンガに絡めるのは理にかなったことですね。
例えビジネス書でも、「マンガ=付加価値」となるわけです。
ビジネスパーソンの皆さんの、情報発信の手段としてマンガにする、
あるいは既存のマンガになぞらえる、と言う事は選択肢としてアリなのです。
ただ、ここで注意点があります。
安易にマンガにすれば良い、という事ではないのですね。
逆に評価を下げてしまう可能性もあり得ます。
例えば、
多くのファン数の目を引きたいなら、今「旬」なマンガである必要があります。
旬を過ぎてしまっているマンガだと、さほどの効果は見込めません。
あるいは、分かりやすい例として「説得力」を出したいなら、誰もが認める「典型例」であることが必要です。
「磯野家の相続」という相続本ベストセラーがありましたが、これは相続問題は中流家庭で多く起こっており、磯野家がフィクションとは言え、日本一有名な中流家庭だから成り立つのです。
必然性も大切です。ミリオンセラーになった「もしドラ」では、10代の女の子でも読める経営書、
というコンセプトがありましたから、「分かりやすく伝えなければいけない」という必然性があり、表紙や挿し絵がマンガになりました。
ただ萌え系の表紙にしただけでは無いのです。
このような点をチェックし、ひと工夫していけば、マンガはあなたのコンテンツの、
強力な付加価値になり得ます。
考えてみて損はないですね。
2013/05/29あなたの企画が『売れるかどうか事前に分かる』チェック方法
こんにちは、樺木宏です。
さて今回はあなたに、出来た企画が「売れるかどうか事前に分かるチェック法」
についてお伝えします。
私が商業出版の支援をしていて、実に勿体ないと想うのは、
"多くの人が、企画のブラッシュアップにあまり時間をかけていない"
という事です。
ブラッシュアップをすれば、ブログであれ、商業出版であれ、見違えるほど良くなります。
でも多くの人がそれをしていないのですね。
その理由は、1つには「どこをどうチェックしていいか分からない」という事です。
では、どのようにチェックすれば良いのでしょうか?
企画が通るかどうかのチェックポイントは、実は3つだけです。
・読者のニーズ
・著者の書く資格
・類書との差別化
の3つです。
目的が「売る」もしくは「集客する」ためのコンテンツは、例外なく上記の
3つのポイントでチェックできます。
次は、皆さんの企画が、どの状態にあるかを知る事が必要です。
上記の組み合わせを考えると、下記の3種類になります。
・読者ニーズと著者の資格はあるが、類書との差別化が無い企画
・読者ニーズと類書との差別化はあるが、著者の資格が弱い企画
・著者の資格と類書との差別化はあるが、読者ニーズが無い企画
もし3つの内2つが無いと思えたら、その企画は難しいので、再考しましょう。
自分の企画が上記のどれに当てはまるか分かったら、あとはそのウィークポイントを
カバーするべく、ブラッシュアップしていけば良いのですね。
企画を考えるときは視野が狭くなったり、偏ったりしがちなので、
このようにシンプル化したガイドラインが、大変役に立ちます。
ブラッシュアップを行い、企画をより良いものにしてみて下さいね。