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出版社に採用される!出版企画力編

2013/06/14「その企画にピンとくる」という実力

こんにちは、樺木宏です。

さて、私はクライアントの企画にアドバイスする際、

こちらから企画を逆提案することもよくあります。

そんなとき、やはりその企画の内容にピンとこない人もいるようです。

いままで考えたことも無かった企画だったり、

本業の集客に直結しない、ということであったり、

いろいろとためらう気持ちもよく分かります。


でも、良く考えてみると、

・ライバル著者の類書と差別化されており

・読者(=市場)のニーズがあり

・自分の強みが活かされた

こんな出版企画であれば、それはビジネスにもそのまま通用するのです。

特に士業、コンサル、コーチなど「知識を売る」タイプのビジネスであれば、

それは直結していると言ってもよいでしょう。


なぜなら、書籍も知識を売るビジネスそのものだからです。

さらに先行している著者は、その業界でも有数の実力者ぞろい。

そこで「売れる」企画であれば、ビジネスとしても十分通用するコンテンツになります。

実際、本を出してそのテーマでセミナーやコンサルをして、成功している著者は数えきれないほどです。


企画に関する知識を日頃からインプットしておくと、こうした企画に「気づく」ことが増えます。

この知識を持っていると、出版のチャンスが増えること、驚くばかりです。

その企画にピンとくる、というのも著者としての実力、ますます培って下さいね。

 

2013/06/13企画を考えるがしんどい人が知っておきたいこの「コツ」とは?

こんにちは、樺木宏です。


出版企画を考えるのって、結構しんどいですよね?

知人にそういうのを考えるのが大好きな人はいますが、

優秀な編集者だったり、凄いペースで出版しつづける著者だったりするので、

やはり少数派だと思います。

でも、そんな「しんどい派」でも、がんばらずに企画を考案するコツがある、

と聞いたら知りたくないですか?


結論から言えばそのコツとは、

「1日の中で、いつ考えるかを工夫する」

ことです。


その理由は2つあります。

1つは、人間の脳は、時間によって明らかにパフォーマンスが異なるから。

朝起きてから2,3時間は脳の機能が高いのです。

これを「ゴールデンタイム」と言っている医師もいるくらいです。

だから、この時間を上手く使うことはとても賢いやり方なのですね。


もう1つの理由は、感情で生産性が大きく変わってくる、という事です。

例えば事務処理やメールチェックなど、定型化された処理は極力効率良く、

時間を短縮してやろうとします。

だからこのモードに入った後で、類書との差別化についてクリエイティブに考えようとしても、

「最短距離でラクに答えを出そう」などとなってしまい、大切な「遊び」や「飛躍」が

生まれずらいのです。

1日の仕事をどの順番でやるか、こうしたことを事前に踏まえているかいないかで、

長い目で見れば圧倒的なパフォーマンスの差になって現れます。


いかがでしょうか?

もしあなたがサラリーマンであれば早起きして朝型になるのがよい、ということになってしまいますが、

それが難しくとも、通勤時間に企画を考えるようにするとか、工夫はできますね。


あなたのパフォーマンスをあげる、ヒントになれば嬉しいです。

 

2013/06/131冊目の本のテーマをどうやって決めるか?

こんにちは、樺木宏です。


さて、ネットやセミナーなどで、商業出版に関するノウハウも、いろいろと出回っていますね。

企画の考え方などの"戦術面"は、著名な元編集者や実績のある出版プロデューサーであれば、

多少の差はあれ、大きく違わないようです。(実績の少ない人のノウハウは要注意ですが・・・)


しかし大きく異なるのが、"戦略面"。

つまり、著者のブランディグ戦略です。

ここは考え方がいくつもある、という事はぜひ知っておいた方が良いと思います。

というのも、ここを間違えてしまうと、文字通り著者人生を大きく左右してしまう為、

後悔することもあるからです。

特に私は「人生で最初の1冊を支援する」というスタンスなので、ここにはこだわりがあるのです。

例えば、「1冊目の本のテーマをどうやって決めるか」というときに、

「最初の本のテーマは一生ついて回るから、自分のビジネスと直結させろ」、

という人がいます。

確かにメリットとしては、本を出したという権威が、ビジネスに直結して「箔」がつきます。

マーケティング上も、読者がそのまま顧客になってくれるので、良い事づくめのようです。

逆に、今のビジネスと直結しない本を出してしまってビジネスになんの効果もなかった、

という怖い事例を出されると、確かに一利あるので納得してしまいそうです。


でも、ちょっと待って下さい。

それがあなたに当てはまるかどうかは、別の話です。

当然何事にも、例外があるのです。

例えば、あなたの今のビジネスが、ベストかつ唯一の選択なのか?ということです。

他にももっとやりがいがあり、能力を活かせ、なおかつ市場も大きく、人脈を活用でき、

ノウハウも発揮できる、そんなビジネスの切り口があるかも知れません。


もしそうだとしたら、先の考え方は、ビジネスチャンスをスルーしてしまうことになってしまいます。

つまり、本が売れるということは、そのテーマで悩んでいる人が大勢いるということなので、

本を入り口にした、問題解決型のビジネスが成功する可能性は高いのです。

可能性を摘み取るべきではありませんね。

そもそもビジネスが出版メリットを得にくい職種もありますし、

類書が多過ぎて出しずらい場合もあるでしょう。

そんな時にビジネスに直結させることにこだわり過ぎると、

何より、出版の可能性が限りなく低くなってしまうのです。

いかがでしょうか?

商業出版の戦略には、いろいろな考え方があります。

「そのノウハウがあなたに当てはまるかどうか?」は、熟考してみて下さいね。

 

2013/06/06何を書くか、あっさり決まったら危ない!?


こんにちは、樺木宏です。


本を書きたいと思った時にはじめにすることは、

「何を書くか?」

を決めることですね。

あたり前のことなのですが、実はここが結構むずかしいのです。


なぜかといえば、

「人は自分のことが分かりずらい生き物」だからです。

以前読んだ本によると、才能の定義とは、

「無意識に繰り返し高いパフォーマンスを発揮できること」

なのだとか。

すでに定義からして"無意識"というキーワードが入っていることから、

もともと自覚しにくい種類のものなのですね。


例えば以前、こんなことがありました。

その人は、かつてマンガ家として15年、看護師として介護にかかわること15年、

という2つの領域ですごい実績を持ったプロフェッショナル。

でも最初に書こうとしていた企画は、そのどちらとも全く関係のないものでした。

それではいくら提案しても企画は通らない、と思った私は、その企画を諦めてもらうことから支援をスタート。

その上で「マンガ×介護」というテーマで企画をつくったいったところ、

1年で3冊もの商業出版が決まりました。


この例からも分かりますが、自分の強みとは本当に気づきにくいので、

「何を書くか?」

を決めることは、実は難しいのですね。

もしここをあまり考えずに決めているとしたら、すでに

「企画が通らない落とし穴」

に落ちかけているかもしれません。

ちょっと立ち止まって、チェックしてみて下さいね。

そのことが、著者デビューの期間を、グッと短縮するでしょう。

 

2013/06/05いざという時の出版チャンスを、スムーズに掴める方法とは?


こんにちは、樺木宏です。


著者には2種類の人がいるのを、ご存知でしょうか?

それは、出版のチャンスが来たときに、

・スムーズにチャンスを掴む人と、

・悪戦苦闘して七転八倒する人

の2種類です。


もちろん、あなたも前者の方が良いですよね。

なぜこのような違いが生まれるのか?

能力やスキルの違いでしょうか?

実は、これは「準備」の違いだけなのです。


なぜなら、出版は早い者勝ちだから。

1冊ベストセラーが出たら、すぐ5冊くらいの類書は出てきます。

それを見てから企画書をつくり、通し、書き、印刷して・・・・半年後ですね。

その頃には、ブームが終息していなければ、類書は20冊を越えているかも知れません(笑)

これでは遅いですし、アイデアをひねり出すのに苦労もします。


それに対して、もともと「ネタ」を用意しておけば、早い上にラクです。

ここに能力はあまり関係ありません。


例えば最近で言えば、相続税の増税。

課税される境目が下がる5,000万円→3,000万円になると予想されています。

その結果、対象者が5%→20%に増える、といわれています。

これはまさに読者ニーズの波が、高まる瞬間ですね。

この分野のプロであれば、かなり早い段階から情報が入っているでしょうから、

前もって準備しておけば、出版の追い風を利用できるでしょう。


あるいは、中小企業金融滑化法が今年の3冊で終了する、ということも予め分かっているわけですから、

早い段階で「ネタ」を考案し、提案しておけばよいのですね。


こうした準備が複数案あれば、いろいろな時代の変化が、そのままあなたのチャンスにつながります。

だから、準備が大切なのですね。

今すぐ、でなくとも、虎視眈々と日頃からネタを準備し、ストックしておきましょう。

そのことが、いざというときに、出版チャンスを掴むことにつながります。

 

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