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出版社に採用される!出版企画力編

2013/08/15ライバル著者と「差」を付ける企画書の書き方

こんにちは、樺木宏です。


いろいろな企画の相談を受けますが、

いいものを持っている人は多いのに、企画に活きていないケースが

圧倒的に多いものです。


そんな中、強みを活かして商業出版を決めてしまう人に共通するのは、

「強いのは、いろいろ調べた上でオリジナルを持っている」人です。


具体的に企画書で言えば、

「世の中の本はこういう本が多いが、こうした問題点を解決出来ていない、対して自分の本は・・・」

という形になります。

ここが充実している人の企画は、説得力が凄い。

逆に多いのが、ここの調べが甘い人。そうなると、「ちょっとおかしい」と言う事で、

売れるかどうか分からない、となってしまいがちです。

いろいろと類書を調べる事は、このように大切なのですね。

 
また、既に世の中n出ているテーマについて後から本を出すわけですから、

「自分の本はどう違うのか?」という差を出す必要もあります。

それは、読者にとって、何か新しく、そしてメリットにつながる事でなければいけません。

そう考えると、ただ類書を調べるだけでは不十分で、自分ならではオリジナリティも大切ですね。


いかがでしょうか?

「強いのは、いろいろ調べた上でオリジナルを持っている」

ことは、大変重要です。

自分の書きたい事だけでなく、類書を調べつつ、さらにオリジナルを出して行きましょう。

企画の採用確度が、1ケタ変わりますよ。

 

2013/08/09採用確度が跳ね上がるチェックポイントとは?

こんにちは、樺木宏です。

今回からは、「3つのチェックポイント」についてお伝えしていきます。

なぜこのチェックポイントが大切かというと、採用確度が劇的に上がるからです。

一般に、普通の方が出版社に企画を郵送などした場合、採用確率は1/200から1/1000とも

言われていますが、私の提案の場合ケタが2つほど違います。

その理由が、3つのチェックポイントで事前にチェックし、企画を大きく修正しているからなのです。


逆にこうしたチェックを事前にしないと、出版社に送って何度も断られる、という事になります。

自己流でやるとどうしてもそうなってしまい、次第にテンションが下がってしまいますし、

そのまま出版を諦めてしまう人もいると聞きますが、とても勿体ない事ですね。


では、具体的に3つのチェックポイントは何か?ということですが、

・読者ニーズ

・著者の書く資格

・類書との差別化

の3つになります。


この3つがバランス良く充たされれば、新人著者でも企画が通るのは時間の問題、

といっても過言ではありません。


ただ難しいのは、1つの要素だけに集中してしまうと、別の要素がおろそかになりがちな事。

意外とバランスを取るのが難しいのです。

このあたりを、次回以降詳しくお伝えしていこうと思います。


本気で出版を目指す人には大変有用な情報ですので、楽しみにしていて下さいね。

 

2013/08/06企画で最初に差がつく"ある考え方"とは?

こんにちは、樺木宏です。

多くの人が最初に出版企画を考えるとき、

・自分に何が書けるか

に焦点を当ててしまいます。

もちろんこれも大事な事ではあるのですが、それだけだと片手落ちです。


なぜなら、

それを求めている読者が多くいなければ、売れない

からです。

いくら有意義な内容でも、それを「お金を出してでも読みたい」という人がいなければ始まりません。

もしこの視点が弱いまま、企画を考えはじめてしまうと、いくら一生懸命考えても、

「売れる」企画にはなりません。

そして残念ながら、売れないと思われてしまえば、その企画が通る事はありません。


ではどうするか?ということですが、

「自分が書きたいと思う事と、多くの読者が求めていることの接点を探す」

ということになります。

書いてしまうと簡単なのですが、実際に自分の事としてこれをやろうとすると、

いろいろ難しいものです。

というのは、そこに「感情」が入ってくるからです。

頭では分かっているが、心が納得しない、というヤツですね。

自分のこだわりといったん距離をおき、自分の事だけでなく、読者の事を考える。

この心構えの有無で、その後の出版ノウハウを取り入れてどんどん企画が良くなる人と、

そうでない人の差が出てきます。

私は商業出版で著者デビューできるかどうかの分かれ目が、ここにあると考えています。


まとめです。

自分が書きたいと思う事と、多くの読者が求めていることの接点を探しましょう。

いったん「自分」を脇に置いておけるかが、その後の展開を左右します。

 

2013/07/08時代の流れを、過剰に読む必要はありません

こんにちは、樺木宏です。

以前聞いた話ですが、最近のデジタルネイディブの若者は、

「古い・新しい」といった音楽の年代にあまり関心がないそうです。

一発で検索できてしまい、全ての年代のあらゆる曲にすぐ触れられる世代は、

"自分が初めて聞いた曲が新しい曲' と考えるのだとか。

60年代の曲の次に、90年代の曲、という並びに違和感を感じたら、それはもう年、

ということなのでしょうか。


最近のamazonの書籍ランキングを見ていると、同じような事を感じます。

昔の本が、今勢いを増して売れているのです。

これも、音楽のランキングと同じく、

"自分がはじめて読んだ本が、新しい本"という感覚なのかもしれません。


今までは出版企画書の中でも「時代性」というのは大きなキーワードでした。

トレンドを読み、先駆けて出す事で売れる、という流れは確実にありました。

でもこれからは、こうした"先読み合戦"のような様相は薄れ、

「本質を押さえた良書を、正々堂々と出す」

時代に移行していく、と思います。

これからは本を出す事を焦らず、じっくりと力をつけて行くののが"新しい"のでは?

と思う今日この頃です。

 

2013/07/03モヤモヤ耐性があると、著者になりやすい!?

こんにちは、樺木宏です。


出版企画を考えたことのある人には分かるのですが、

どんな企画にしようか考えている間は、一種独特な

"モヤモヤ感"

がありますね。


これはあまり快くない感情なので、一刻も早く逃れようと、

"最初に思いついた企画をそのまま採用してしまう"

事がよくあるようです。

といいますか、私が最初に拝見する企画は9割以上がそうです。


結論から言えばこれは、絶対に避けたいです。

なぜかと言うと、その後企画書作成に費やした労力はムダになってしまうから。

例えばロケットも最初の角度がわずかでもズレれば、着地点は大幅なズレになりますね。

これと同じです。


モヤモヤの苦痛から逃れたいあまり、最初の角度の調整に、十分な時間をとらない人が多過ぎます。

今あるものだけで考えてしまうのはラクですが、


そこで試行錯誤するから、その後の企画の方向性が「売れる」ものとなるのですね。

素晴らしいコンセプトは"モヤモヤ"というストレス状態がセットです。


あなたも是非今まで以上に、"モヤモヤ"してください(笑)

 

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