出版社に採用される!出版企画力編
2013/09/04新人著者がマネしてはいけない、この考え方
こんにちは、樺木宏です。
書店で良く目にするのはベストセラーですね。
平積みにされていたり、POPが出ていたりと目立ちます。
しかし、ここでちょっと注意が必要です。
「有名著者と新人著者の戦略は違う」ということを知っておかないと、
あなたの企画に悪影響があるのです。
例えば、稲盛和夫さんの「生き方」は100万部を超えるベストセラーになりましたが、
新人著者がこうした本を真似したら、全く売れない企画になります。
この本は知名度と圧倒的な実績がある人が書いたから売れているのであって、
企画内容自体が面白い訳ではないからです。
特定の悩みを解決する本ではないので、「あの人が書いた本だから、すごい内容だろう」
という期待値で買われているのです。
もしあなたにもそうしたファンが大勢いれば、同様の戦略がとれますが、
そうでない場合は全く売れない本になるでしょう。
ではどうするか、という事ですが、
多くの読者が悩んでいる問題解決をすることです。
出版は買ってくれる読者がいなければ成立しませんから、まずは読者の悩みを考えてみる。
そうすれば、売れる本になる可能性が見えてきます。
言い換えれば、「自分」からいかに離れられるか、が大切。
こうした視点をちょっと知っているだけで、著者デビューの確率は大きく上がりますよ。
2013/08/23企画は自力で考えるのがベスト!?
こんにちは、樺木宏です。
さて、著者デビューの支援をしていますと、
出版企画のほとんどをこちらで考える、というケースもあります。
しかしそういう場合でも、私は企画の考案方法、売れる切り口の作り方などを、
必ずプロセスからお伝えするようにしています。
なぜかと言うと、
「長く活躍してほしい」
からです。
プロセスではなく結果だけを得る、というのは確かに早いしラクなのですが、
それを失うのも早いのですね。
自分の強みは、自分で考えるプロセスそのものに価値があるのです。
例えば、出版では1冊出していきなりベストセラー、その後は待っていても出版社から
オファーが続々来る、という人はごく一部。
多くの人は、いくつものトライ&エラーを繰り返し、時代の追い風がたまたま味方になって成功、
というパターンです。
私の場合はたまたま商業出版がメインですが、他のメディアでも同じです。
そうなると、大切なのは続けること。
媒体が何にせよ、繰り返しチャレンジし続ける必要があるのですね。
また、例え最初はそこそこ売れたテーマも、時代性が変われば売れなくなります。
そこで、新しい切り口を開拓し続けて行く事が求められるのです。
もし、誰かのおかげで「結果」だけを得て、それを自分で再現することが
出来なければ、その人に依存し続けなければいけなくなってしまいます。
これは望ましくないですね。
自分で考え、新しいコンテンツを自力で生み出す力をつけましょう。
2013/08/20どんどん良くなる企画、いつまでも変わらない企画
こんにちは、樺木宏です。
さて、企画のブラッシュアップをしていますと、
「どんどん採用確度がましてくる企画」
「ほとんど最初から変わらない企画」
の2つに分かれます。
もちろん前者の方が良いわけですが、いざ「自分事」になると、
いろいろな感情が入り交じるようで、難しいものです。
とはいえ、結果を出す為には、ここは外せないポイント。
なぜなら、鉄砲の向きを変えないで、あたる確率を上げる事はできないからです。
的に当たる確率が低いのであれば、打つ前に、まず狙いを変えなければいけません。
商業出版で言えば、
まず「読者のどんな悩みを解決するのか」
がカラダの向きです。
その後、「どうやって似たような本との違いを出すのか」
ということが、銃の向きになるでしょう。
その上で,こういう主張をしたい、というのは照準をのぞき込む行為で、いわば枝葉末節です。
こう考えると、著者の主張を固めてしまって動かさないことが、いかに勿体ないことか、
よく分かります。
これは優秀で自分に自信がある人ほど陥りがちなワナです。
いくら優れていても、最初からあたらないのですね。
打つ前に、まず狙いましょう。
自分でも思わぬ強みが見つかるのは、この柔軟性があってこそです。
2013/08/15ライバル著者と「差」を付ける企画書の書き方
こんにちは、樺木宏です。
いろいろな企画の相談を受けますが、
いいものを持っている人は多いのに、企画に活きていないケースが
圧倒的に多いものです。
そんな中、強みを活かして商業出版を決めてしまう人に共通するのは、
「強いのは、いろいろ調べた上でオリジナルを持っている」人です。
具体的に企画書で言えば、
「世の中の本はこういう本が多いが、こうした問題点を解決出来ていない、対して自分の本は・・・」
という形になります。
ここが充実している人の企画は、説得力が凄い。
逆に多いのが、ここの調べが甘い人。そうなると、「ちょっとおかしい」と言う事で、
売れるかどうか分からない、となってしまいがちです。
いろいろと類書を調べる事は、このように大切なのですね。
また、既に世の中n出ているテーマについて後から本を出すわけですから、
「自分の本はどう違うのか?」という差を出す必要もあります。
それは、読者にとって、何か新しく、そしてメリットにつながる事でなければいけません。
そう考えると、ただ類書を調べるだけでは不十分で、自分ならではオリジナリティも大切ですね。
いかがでしょうか?
「強いのは、いろいろ調べた上でオリジナルを持っている」
ことは、大変重要です。
自分の書きたい事だけでなく、類書を調べつつ、さらにオリジナルを出して行きましょう。
企画の採用確度が、1ケタ変わりますよ。
2013/08/09採用確度が跳ね上がるチェックポイントとは?
こんにちは、樺木宏です。
今回からは、「3つのチェックポイント」についてお伝えしていきます。
なぜこのチェックポイントが大切かというと、採用確度が劇的に上がるからです。
一般に、普通の方が出版社に企画を郵送などした場合、採用確率は1/200から1/1000とも
言われていますが、私の提案の場合ケタが2つほど違います。
その理由が、3つのチェックポイントで事前にチェックし、企画を大きく修正しているからなのです。
逆にこうしたチェックを事前にしないと、出版社に送って何度も断られる、という事になります。
自己流でやるとどうしてもそうなってしまい、次第にテンションが下がってしまいますし、
そのまま出版を諦めてしまう人もいると聞きますが、とても勿体ない事ですね。
では、具体的に3つのチェックポイントは何か?ということですが、
・読者ニーズ
・著者の書く資格
・類書との差別化
の3つになります。
この3つがバランス良く充たされれば、新人著者でも企画が通るのは時間の問題、
といっても過言ではありません。
ただ難しいのは、1つの要素だけに集中してしまうと、別の要素がおろそかになりがちな事。
意外とバランスを取るのが難しいのです。
このあたりを、次回以降詳しくお伝えしていこうと思います。
本気で出版を目指す人には大変有用な情報ですので、楽しみにしていて下さいね。




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