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出版社に採用される!出版企画力編

2013/08/23企画は自力で考えるのがベスト!?

こんにちは、樺木宏です。


さて、著者デビューの支援をしていますと、

出版企画のほとんどをこちらで考える、というケースもあります。

しかしそういう場合でも、私は企画の考案方法、売れる切り口の作り方などを、

必ずプロセスからお伝えするようにしています。


なぜかと言うと、

「長く活躍してほしい」

からです。

プロセスではなく結果だけを得る、というのは確かに早いしラクなのですが、

それを失うのも早いのですね。

自分の強みは、自分で考えるプロセスそのものに価値があるのです。


例えば、出版では1冊出していきなりベストセラー、その後は待っていても出版社から

オファーが続々来る、という人はごく一部。

多くの人は、いくつものトライ&エラーを繰り返し、時代の追い風がたまたま味方になって成功、

というパターンです。

私の場合はたまたま商業出版がメインですが、他のメディアでも同じです。


そうなると、大切なのは続けること。

媒体が何にせよ、繰り返しチャレンジし続ける必要があるのですね。

また、例え最初はそこそこ売れたテーマも、時代性が変われば売れなくなります。

そこで、新しい切り口を開拓し続けて行く事が求められるのです。


もし、誰かのおかげで「結果」だけを得て、それを自分で再現することが

出来なければ、その人に依存し続けなければいけなくなってしまいます。

これは望ましくないですね。


自分で考え、新しいコンテンツを自力で生み出す力をつけましょう。

 

2013/08/20どんどん良くなる企画、いつまでも変わらない企画

こんにちは、樺木宏です。


さて、企画のブラッシュアップをしていますと、

「どんどん採用確度がましてくる企画」

「ほとんど最初から変わらない企画」

の2つに分かれます。

もちろん前者の方が良いわけですが、いざ「自分事」になると、

いろいろな感情が入り交じるようで、難しいものです。


とはいえ、結果を出す為には、ここは外せないポイント。

なぜなら、鉄砲の向きを変えないで、あたる確率を上げる事はできないからです。

的に当たる確率が低いのであれば、打つ前に、まず狙いを変えなければいけません。


商業出版で言えば、

まず「読者のどんな悩みを解決するのか」

がカラダの向きです。

その後、「どうやって似たような本との違いを出すのか」

ということが、銃の向きになるでしょう。

その上で,こういう主張をしたい、というのは照準をのぞき込む行為で、いわば枝葉末節です。


こう考えると、著者の主張を固めてしまって動かさないことが、いかに勿体ないことか、

よく分かります。

これは優秀で自分に自信がある人ほど陥りがちなワナです。

いくら優れていても、最初からあたらないのですね。

打つ前に、まず狙いましょう。

自分でも思わぬ強みが見つかるのは、この柔軟性があってこそです。

 

2013/08/15ライバル著者と「差」を付ける企画書の書き方

こんにちは、樺木宏です。


いろいろな企画の相談を受けますが、

いいものを持っている人は多いのに、企画に活きていないケースが

圧倒的に多いものです。


そんな中、強みを活かして商業出版を決めてしまう人に共通するのは、

「強いのは、いろいろ調べた上でオリジナルを持っている」人です。


具体的に企画書で言えば、

「世の中の本はこういう本が多いが、こうした問題点を解決出来ていない、対して自分の本は・・・」

という形になります。

ここが充実している人の企画は、説得力が凄い。

逆に多いのが、ここの調べが甘い人。そうなると、「ちょっとおかしい」と言う事で、

売れるかどうか分からない、となってしまいがちです。

いろいろと類書を調べる事は、このように大切なのですね。

 
また、既に世の中n出ているテーマについて後から本を出すわけですから、

「自分の本はどう違うのか?」という差を出す必要もあります。

それは、読者にとって、何か新しく、そしてメリットにつながる事でなければいけません。

そう考えると、ただ類書を調べるだけでは不十分で、自分ならではオリジナリティも大切ですね。


いかがでしょうか?

「強いのは、いろいろ調べた上でオリジナルを持っている」

ことは、大変重要です。

自分の書きたい事だけでなく、類書を調べつつ、さらにオリジナルを出して行きましょう。

企画の採用確度が、1ケタ変わりますよ。

 

2013/08/09採用確度が跳ね上がるチェックポイントとは?

こんにちは、樺木宏です。

今回からは、「3つのチェックポイント」についてお伝えしていきます。

なぜこのチェックポイントが大切かというと、採用確度が劇的に上がるからです。

一般に、普通の方が出版社に企画を郵送などした場合、採用確率は1/200から1/1000とも

言われていますが、私の提案の場合ケタが2つほど違います。

その理由が、3つのチェックポイントで事前にチェックし、企画を大きく修正しているからなのです。


逆にこうしたチェックを事前にしないと、出版社に送って何度も断られる、という事になります。

自己流でやるとどうしてもそうなってしまい、次第にテンションが下がってしまいますし、

そのまま出版を諦めてしまう人もいると聞きますが、とても勿体ない事ですね。


では、具体的に3つのチェックポイントは何か?ということですが、

・読者ニーズ

・著者の書く資格

・類書との差別化

の3つになります。


この3つがバランス良く充たされれば、新人著者でも企画が通るのは時間の問題、

といっても過言ではありません。


ただ難しいのは、1つの要素だけに集中してしまうと、別の要素がおろそかになりがちな事。

意外とバランスを取るのが難しいのです。

このあたりを、次回以降詳しくお伝えしていこうと思います。


本気で出版を目指す人には大変有用な情報ですので、楽しみにしていて下さいね。

 

2013/08/06企画で最初に差がつく"ある考え方"とは?

こんにちは、樺木宏です。

多くの人が最初に出版企画を考えるとき、

・自分に何が書けるか

に焦点を当ててしまいます。

もちろんこれも大事な事ではあるのですが、それだけだと片手落ちです。


なぜなら、

それを求めている読者が多くいなければ、売れない

からです。

いくら有意義な内容でも、それを「お金を出してでも読みたい」という人がいなければ始まりません。

もしこの視点が弱いまま、企画を考えはじめてしまうと、いくら一生懸命考えても、

「売れる」企画にはなりません。

そして残念ながら、売れないと思われてしまえば、その企画が通る事はありません。


ではどうするか?ということですが、

「自分が書きたいと思う事と、多くの読者が求めていることの接点を探す」

ということになります。

書いてしまうと簡単なのですが、実際に自分の事としてこれをやろうとすると、

いろいろ難しいものです。

というのは、そこに「感情」が入ってくるからです。

頭では分かっているが、心が納得しない、というヤツですね。

自分のこだわりといったん距離をおき、自分の事だけでなく、読者の事を考える。

この心構えの有無で、その後の出版ノウハウを取り入れてどんどん企画が良くなる人と、

そうでない人の差が出てきます。

私は商業出版で著者デビューできるかどうかの分かれ目が、ここにあると考えています。


まとめです。

自分が書きたいと思う事と、多くの読者が求めていることの接点を探しましょう。

いったん「自分」を脇に置いておけるかが、その後の展開を左右します。

 

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