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出版社に採用される!出版企画力編

2013/07/03モヤモヤ耐性があると、著者になりやすい!?

こんにちは、樺木宏です。


出版企画を考えたことのある人には分かるのですが、

どんな企画にしようか考えている間は、一種独特な

"モヤモヤ感"

がありますね。


これはあまり快くない感情なので、一刻も早く逃れようと、

"最初に思いついた企画をそのまま採用してしまう"

事がよくあるようです。

といいますか、私が最初に拝見する企画は9割以上がそうです。


結論から言えばこれは、絶対に避けたいです。

なぜかと言うと、その後企画書作成に費やした労力はムダになってしまうから。

例えばロケットも最初の角度がわずかでもズレれば、着地点は大幅なズレになりますね。

これと同じです。


モヤモヤの苦痛から逃れたいあまり、最初の角度の調整に、十分な時間をとらない人が多過ぎます。

今あるものだけで考えてしまうのはラクですが、


そこで試行錯誤するから、その後の企画の方向性が「売れる」ものとなるのですね。

素晴らしいコンセプトは"モヤモヤ"というストレス状態がセットです。


あなたも是非今まで以上に、"モヤモヤ"してください(笑)

 

2013/06/26この1点をおさえると企画が見違える、というポイントとは?

こんにちは、樺木宏です。


この1点をおさえると、企画が見違える、というポイントがあります。

それは、

「企画は引き算」

ということです。


なぜ企画が見違えるのかと言えば、

できるだけピンポイントで刺せば、その分読者に深くささるから。

逆に、たし算で考えてしまうと、誰にも見向きもされない企画が出来上がります。


例えば、身近な雑誌で考えてみて下さい。

書店で見かけて、ちょっと面白そうだなと思っても、

それ以外の関心がない記事が多くあれば、読みたいものがあっても買わないですよね。


これを出版企画に当てはめても、結論は同じです。

お金も儲かるし、人間関係もよくなるし、仕事の効率もアップして勉強もはかどる。

こういう拡散した内容では、皆に喜ばれるようでいて、実は誰も買いたいと思わないのです。


ここで分かりずらいのは、世の中には拡散した内容の本もある、ということ。

だから拡散してもいいのでは?と思ってしまいがちなのですが、それは違います。

そうした本の著者は、知名度・実績が圧倒的であれば、日記を書いても売れる人なのです。


新人著者、あるいはそれに準ずる著者は、思いきって引き算にする。

つまり削れば削るほど、著者デビューが近づくのです。


今後の企画考案の、参考にしてみて下さいね。

 

2013/06/19企画のインパクトが倍になる、逆張りする技術

こんにちは、樺木宏です。


企画のインパクト、欲しいですね。

インパクトがあれば、多少の懸念材料があったとしても、勢いで出版が決まることがあります。

逆にインパクトが無ければ、どれだけ有益で為になる内容でも、企画は通りません・・・。


例えば、残念な企画のパターンの1つに、

「どこかで聞いた事のある話だな・・・」

というのがあります。

だいたい似たような実績と経験を持っている人はいるもので、

本を出すのも早い者勝ち的なところがありますから、

先に出されてしまっているのですね。

後追いして同じ事を言っても面白くないので、編集会議は通らないのですが、

でもこういう企画は非常に多いです。


ではどうするか?という事ですが、

そのインパクトを作り出す方法の1つに、「逆張り」という方法があります。

カンタンに言えば、大勢の人が言っていることと、逆の事を言うのです。

「そんな逆のことを言ってしまっても、大丈夫なの?」

と思われる方もいるかもしれませんが、大丈夫です。

世の中の本を見ても、1つの売れている本と、逆の内容の本は必ずと言っていいほどあります。


例えば、最近売れている本で言えば、下記の2冊などは対照的ですね。

「なぜ日本経済は世界最強と言われるのか」ぐっちーさん著・東邦出版

「日本大沈没」藤巻健史著・幻冬舎

見事にお互い真逆の事を言っていますが、両方それぞれ支持者がいますし、両方売れています。


後追い、同調をしないで、思いきって「逆張り」。

ぜひ一度はあなた自身に当てはめて、検討してみて下さい。

企画のインパクトが、全く違ったものになりますよ。

 

2013/06/17有名人の本を真似ると・・・・危険です!

こんにちは、樺木宏です。


書店にいくと、有名な人が書いた本が良く売れていますね。

中には、自分の事だけを書いていたり、どこかで読んだことのある内容だったり

する本も少なくありません。

でも、それが売れている本だからといって、安易に参考にするのは、大変危険です。


というのも、出版企画には2つのアプローチ方法があるからです。

1つは、自分の棚卸しを徹底的に行い、その強みを活かして企画をつくる方法。

いわば、プロダクトアウト型です。

これは、ファンが大勢いたり、ものすごい実績があれば、その強みで他の要素がカバー出来てしまいます。

極端な話、知名度があれば、日記を書いても売れてしまうのですね。

ここを表面だけ見て、新人著者がマネするとアウトです。


もう1つは、世の中のニーズを見極めて、求められている企画を提供する、

マーケットイン型。

今のトレンドを重視し、売れている本に敏感になり、時代の追い風を利用します。

新人著者は、どちらかといえば、こちらの戦略が有効でしょう。

しかし全く同じ企画ではだめなので、やはり強みを活かして「差」を作らなければいけないですね。


いかがでしょうか?

このように、2つのアプローチを意識するだけで、大分変わってきます。

・強みが明確に意識できている人は前者、

・それほど突出していないが、ノウハウに時代性があれば後者。

企画考案の戦略を使い分けて、採用確度を高めていきましょう。


ただ、自分の強みに気づいていないだけの人も多く、また強みは自分だけではなかなか

気づきづらいものです。

もし強みが引き出されれば、プロダクトアウト型、マーケットイン型、両方のアプローチが可能になります。

出版のプロのアドバイスを受けると、驚くほど企画の幅が広がることがあるのは、

こうした理由によるのです。


あなたも、ぜひ自分の企画の幅を広げてみて下さい。

 

2013/06/14「その企画にピンとくる」という実力

こんにちは、樺木宏です。

さて、私はクライアントの企画にアドバイスする際、

こちらから企画を逆提案することもよくあります。

そんなとき、やはりその企画の内容にピンとこない人もいるようです。

いままで考えたことも無かった企画だったり、

本業の集客に直結しない、ということであったり、

いろいろとためらう気持ちもよく分かります。


でも、良く考えてみると、

・ライバル著者の類書と差別化されており

・読者(=市場)のニーズがあり

・自分の強みが活かされた

こんな出版企画であれば、それはビジネスにもそのまま通用するのです。

特に士業、コンサル、コーチなど「知識を売る」タイプのビジネスであれば、

それは直結していると言ってもよいでしょう。


なぜなら、書籍も知識を売るビジネスそのものだからです。

さらに先行している著者は、その業界でも有数の実力者ぞろい。

そこで「売れる」企画であれば、ビジネスとしても十分通用するコンテンツになります。

実際、本を出してそのテーマでセミナーやコンサルをして、成功している著者は数えきれないほどです。


企画に関する知識を日頃からインプットしておくと、こうした企画に「気づく」ことが増えます。

この知識を持っていると、出版のチャンスが増えること、驚くばかりです。

その企画にピンとくる、というのも著者としての実力、ますます培って下さいね。

 

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