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出版社に採用される!出版企画力編

2017/04/12"これだ!"という企画が必ず思いつく、たった1つのコツ

こんにちは、樺木宏です。


さて、あなたは「これだ!」と納得のいく企画を、思いついた経験があるでしょうか?

中には「ある!」という人もいるでしょうし、「今考え中」という人もいるかと思います。

それを思いつきさえすれば、本は出せるし、ブランディグになり、ライバルと差別化できるのですから、

いつでも納得行く企画を思いつきたいものですね。


とは言え、商業出版では求めるレベルは決して低くはありませんん。

「そう簡単には思いつかないよ」というのが本音でしょう。

では、どうしたら良いのでしょうか?


結論から言えば、

「量をこなす」

につきます。


なぜなら、「量」が「質」を生むことは多くの事例で証明されているからです。

ものの本によれば、アインシュタインは約250、ダーウィンは約120、フロイトは300以上の数の

論文を書いているそうです。

そしてエジソンは1000以上の特許を取り、バッハは約1000曲以上を作曲し、

なんとピカソは2万以上の作品を残したことが知られています。

マルコム・グラッドウェルの「1万時間の法則」を待つまでもなく、

良いアウトプットには「量」が決定的に影響するのです。


これを「本を出したい」という著者に当てはめると、

とにかく企画の「量」を考えることが、間違いなく正解であり、

「たった1つのコツ」と言い切っても過言ではないでしょう。


さらに面白いことに、先に挙げた「天才」と呼ばれる人たちの仕事では、

たいした事がない作品が多く作られた時期と、

誰もが知る有名な作品が多く作られた時期は、実は同時期らしいのです。


つまり、「まだ、本を書くには早い」とか、

「実績ができてから出版にチャレンジする」のではなく、

「今、ここで行動した人」が、それも大量に行動した人が、

名作をモノにしているのですね。


実際、私の周りでも多くの本を出し続けている人の優れた特性は、

企画力や文章力を差し置いて、なによりも「行動力」がある人たちです。


いかがでしょうか?

"これだ!"という企画が必ず思いつく、たった1つのコツとは、

「今、大量に行動すること」

ぜひ取り入れて、素晴らしい企画を手に入れてください。

 

2017/03/01がんばらない出版術 その(3)


こんにちは、樺木宏です。

今回の記事も、前回、前々回に続いて、

"商業出版を楽しむための工夫"についてです。


創造性を高め、モチベーションも長く続けるために、

まずは「ストレスを極力感じない状態をつくること」

について、前回はお伝えしました。


そこで今回は、「出版が好きになる」方法についてです。

昔から「好きこそものの上手なれ」といいますが、出版にも当てはまります。


もし本を出すことが「好き」になれば、自然と大量に行動をします。

意識せずとも勝手に情報を集めるでしょうし、

気になる本を手に取る機会も増えるでしょう。

それはそのまま業界のトレンドを察知することにもつながり、

ライバルの類書とどう差別化するか、というアイデアの元となります。

つまり、著者としての力量がアップし、企画が通ること、出した本が売れることに直結するのです。


では、具体的にどうすればよいのか?

それは、

とにかく、「小さく行動する」

に尽きます。


小さく行動し、小さな成果を得る。

例えば、タイトル「だけ」よいものを考案して満足する。

納得いく見出しを1つ「だけ」思いついて喜ぶ。

小さい自己満足を、繰り返していくのです。


シンプルなようですが、これは大変効果的です。

というのも、脳は成功の大小は、さほど気にせずモチベートされるからです。

客観的に見て大きな成功かどうかは、たいした問題ではありません。

大事なのは、自分が嬉しいかどうか。

それが嬉しければ、たとえ小さな成果でも、大きなモチベーションにつながるのです。

行動すれば動機が強化されますので、

「なかなかやるね、自分」

などと、ますます楽しくなってきます。


逆に、「まとまった時間ができたらチャレンジしよう」とか、

「今は集中できないから、時期をずらそう」と思うこと、よくありますよね。

そうなると、伸ばした分だけ、やるのがおっくうになってきます。

そのうち、「なんでこんなことをしなければならないのか」

などと感じはじめるでしょう。

先の楽しくなってくるのとは、正反対ですね。


いかがでしょうか?

とにかく小さく行動すること。

そして自己満足でよいので、小さな成果を積み重ねていくこと。

その先に、「企画が通る」「本が書店に並ぶ」「読者から感謝の言葉が届く」などの、

「大きな成果」があるのですね。


あなたが出版を楽しむための、ご参考になれば幸いです。

 

2017/02/22がんばらない出版術 - その(2)

こんにちは、樺木宏です。

今回の記事は、前回に続いて、

"商業出版を楽しむための工夫"についてです。


なぜ楽しむことが必要かと言えば、がんばるとうまくいかないから。

ストレスを感じながら無理やり意志の力で行動するのでは、創造性が高まりません。

モチベーションも長く続きませんので、ちょっとしたことでチャレンジを諦めてしまいます。

そうならない為にも、楽しみながら、つまり「快楽のホルモン」ドーパミンを出しながら、

出版に取り組みたいのです。


では、具体的にはどうやるか?ということですが、

楽しもうにも、ストレスでいっぱいの状態では楽しめません。

ですのでまずは「ストレスを極力感じない状態をつくること」が大切です。

そのためには「習慣の力」を借りること。


歯を磨いたり、靴のヒモを結ぶのに、毎日一生懸命頑張っている人はいませんね。

人は、21日間続ければ、脳に回路ができて習慣になると言われています。

そうなれば、頑張ろうとしなくでも、自然に行動ができます。


これを利用すると例えば、

・企画を考えるのであれば、30秒だけで良いので、毎日考える

・執筆であれば、1行で良いので、必ず毎日書く

ということになります。

なお、毎日同じ時間にやるようにすると、さらに効果的です。


そして、大切なのは「やり過ぎないこと」。

はじめて見たら乗ってきたので、疲労困憊になるまでやった、ということに無いようにしましょう。

「あともう少しやってもいいけど、そろそろやめとくか」

くらいで、余力を残してやめましょう。

それが次の意欲に繋がります。


「たったそれだけで結果がでるの!?」

と思うかもしれませんが、いきなり結果を求めるから上手く行かないのです。

まずは「ストレスを感じない習慣づくり」に専念すること。

あまり多くを自分に要求しないこと。

それが大切なポイントです。


たかが30秒、たかが1行。

でもそれが、あなたの著者人生を劇的に左右するほどの違いになるでしょう。



 

2017/02/15がんばらない出版術 - その(1)

こんにちは、樺木宏です。

あなたは商業出版へのチャレンジを「がんばって」いるでしょうか?


これから本を出そうという人は、企画を考えることを「がんばる」。

すでに出版が決まった人は、執筆を「がんばる」。

何冊も本を出している人は、次の本を出せるよう「がんばる」。


実はこれ、あまりうまくいかないパターンです。

「えっ、なにそれ」

と思った方も多いかもしれません。

「商業出版は大変だから、頑張らないといけないでしょ!」

という声が聞こえてきそうです。


でも、「がんばるとうまくいかない」のは、事実なのです。

なぜなら、もっている能力をフルに発揮できないからです。

イヤなこと、ストレスを感じることを無理やり意志の力で行動する、

という状態では、創造性が高まりません。

何度書いても納得行かない、ということにもなりやすいのです。

また、モチベーションも長く続きません。

「キツイな」と思っていると、チャンスが来るまでチャレンジし続けることも難しい。

その前に、心が折れてしまうことの方が多いでしょう。

逆に、人はがんばらずに「楽しんでいるとき」が一番うまくいきます。

「快楽のホルモン」ドーパミンが出ているからです。

やっていて楽しいですから、当然やる気もでます。

情報収集もはかどり、企画や執筆の内容も充実してくるでしょう。

改善することも楽しいですから、ブラッシュアップで何倍もよくなっていきます。

そうなれば、企画も通りやすく、本も売れるものになるのです。


昔から「好きこそものの上手なれ」といいますが、

脳がそのように出来ているのですから、当然のことなのですね。


とはいえ、「商業出版を楽しむ」ことは、ただそう思おうとしても無理。

そこには綿密な工夫が必要です。

次回はその「工夫」について、お伝えしたいと思います。

 

2017/01/18居酒屋で企画を通す方法


こんにちは、樺木宏です。


今日の記事は「居酒屋で企画を通す」方法。

こういうと、「アルコールの力を借りる!?」とか「すごくラクができる方法なのか?」

と思う人がいるかも知れませんが、そういうことではありません(笑)

あくまで、まっとうで、再現性のある方法です。


実際、最近私が出した著書も、そうやって決まりました。

「幸せになりたければ ねこと暮らしなさい」

という本なのですが、「おわりに」の中に、

「この本は居酒屋で編集者と飲んでいて決まりました」

としっかり書いてしまっています(笑)

さて、ではどうやれば、居酒屋で企画を通すことができるのか?

結論からいえば、

「無駄を極限までそぎ落として、売れることを伝える」

ことです。


この「無駄をそぎ落とす」ことが大切です。

というのも、企画が通るには、編集会議だけでなく、販売部を交えた会議や、役員決裁もあります。

あまり余計な情報が多いと、相手の編集者はその場で覚えきれません。

アルコールも入っていますから、よくある酒の席だけの話、になってしまうでしょう。

そうならない為にも、とにかく削る。

「誰に向けて、なにを伝える本なのか」がエッセンスです。

それ以外の情報は、カットしてしまう思いきりが大切です。


もちろん、ただ無駄を省いただけでは不十分。

「売れる」と思ってもらうことが不可欠です。

そのためには、

 1)その本のテーマが今話題になっていたり、売れていること

 2)そのテーマについて、あなたが書くべき理由があること

 3)似たような本とは違う「ひとひねり」がしてあること

の3つが大切。

正直、これらをクリアした企画をその場で思いつくのは、なかなか難しいもの。

でも、落胆する必要はありません。


・日頃から、そうやって考える習慣をつけておく

・話の流れで、一緒に考えてもらう


ことができれば、「ひらめいた!」ということもありますし、

自分では気づかなくても相手が「それ、面白いですね!」と言ってくれることもあるのです。

私の先の本は、まさにこの後者のパターンでした。

いかがでしょうか?

無駄を省き、不可欠な3つの要素について考える習慣をつける。

そして自分の力だけでなく、他力も借りる。

こうしたスタンスで取り組めば、文字通り「居酒屋で企画が通る」のですね。


あなたの次の出版が実現するための、ご参考になれば幸いです。

 

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